2014-11-28 08:00
スキンケア
シミが頑固になるのはメラニンキャップが過脂化するのが原因!
頑固なシミの原因を解明
2014年11月25日、ポーラ化成工業は、メラニンキャップが体内の過酸化脂質に影響によって過脂化(かしか)メラニンキャップに変化することと、その解決策を開発し、来春ポーラから発売される化粧品に活用する予定であると発表した。過脂化メラニンキャップ
ポーラ化成工業の研究者はメラニンキャップが過酸化脂質により変化することを見いだし、「過脂化メラニンキャップ」と名付けた。過脂化メラニンキャップは通常のメラニンキャップに比べて色調が濃く、大きな構造を持っている。
メラニンキャップを含む表皮細胞は分化する際にメラニンキャップを分解することが知られているが、過脂化メラニンキャップは分化に伴う表皮細胞のメラニンキャップ分解作用を受けにくいことが判明した。
過脂化メラニンキャップは色調も濃く、大きな構造を持ち、分解されにくいことから、肌内部に大量に蓄積し、頑固なシミの原因になっていると研究者は推定しているとのこと。
頑固なシミに対する対策
頑固なシミの原因が過脂化メラニンキャップによるとすると、その対策としては、過脂化メラニンキャップを有する細胞に美白有用成分を確実に届けて、表皮細胞のメラニンキャップの分解能を高めることを目標とした。美容有用成分を内包し、過脂化メラニンキャップに親和性を持つ、運び屋を探索した結果「モノオレイン酸PEG-10」がその条件を最も満たした。
細胞をもちいた実験により、「モノオレイン酸PEG-10」を使った製剤は表皮性細胞層に確実に透過し、細胞内の過脂化メラニンキャップに美白有用成分を届けることを確認した。
頑固なシミを解決する可能性のあるこの技術は、ポーラから来春発売予定の化粧品に応用される予定とのこと。
(画像はプレスリリースより)
【参考】
・ポーラ・オルビスホールディングス プレスリリース
http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20141125.pdf
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