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上羽絵惣株式会社は2013年から胡粉石鹸を京都限定販売していた。同社はその胡粉石鹸をリニューアルし、2016年6月17日から全国発売することを発表。

この石鹸に使われている「胡粉」とはホタテ貝殻の微粉末からできる顔料で、日本画などに使われる白い絵の具のこと。他の色の絵の具に胡粉を混ぜて淡い色を作ったり、下塗りや盛り上げにも使われたりしている。ひな人形や能面の白い部分に塗られているのも胡粉だ。

同社は京都の石鹸専門店「京都しゃぼんや」との共同開発によって胡粉石鹸を開発した。これまでは90gの製品しか販売されていなかったが、今回のリニューアルに伴い10gの製品も登場。

この胡粉石鹸は100％天然および天然由来＆オーガニックにこだわって作られている。もちろん、着色料や防腐剤、発泡剤は無添加。

ホタテ貝殻が原料である胡粉の主成分は炭酸カルシウム。この炭酸カルシウムには肌のくすみや毛穴の汚れを落とす作用があり、肌のきめを整えて透明感のある美しい素肌へと導く。

また、胡粉の粒子はスクラブ効果も期待できるが、粒子が細かく丸い形であるため肌を傷つける心配がないところが嬉しい。

使用されている香料も100％天然。この香りは京都をイメージしてブレンドされており、京都産のヒノキの精油をベースに白檀やベルガモットなどを加えている。

この石鹸を使えば世界中から注目されているはんなりとした京女に一歩近づけるかもしれない。

（画像はプレスリリースより）


【参考】
※上羽絵惣株式会社　プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000006022.html