乳腺症

●症状

乳腺症とは、30~40歳代の女性の生理前に症状が出やすいといわれ、乳腺の一部が硬くなる疾患です。良性なので乳がんにはならないと言われています。症状は、乳房に形、大きさともに様々な複数のしこりがあり、鈍い痛みを感じたり、乳頭からいつもは出ない乳白色の乳汁が出たりします。

●原因

閉経後には少なく、性ホルモンの不均衡、特に相対的なエストロゲンの過剰が原因だとされています。生理が不順な人、排卵のない人、授乳経験がない人、または授乳期間が短かった人におこりやすいといわれています。また、食事(動物性脂肪のとりすぎなど)にも影響されます。

●検査

しこりが見つかった場合、乳腺組織が厚いために乳房検診による詳細な判定は困難であり、同様にマンモグラフィー(乳房X線撮影)の判読も困難なため、他の病変を除外するために乳腺生検を行います。

●治療

乳腺症は閉経とともに自然におさまることが多いので、良性であることが明らかな場合、定期健診をしながら経過をみます。痛みが強い場はホルモン剤でおさえることもあります。
食事療法が症状を軽減させる場合もあります。




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