2012-11-28 12:00

食・ヘルス(健康)

クリスマスのお菓子、どの砂糖が体に優しい?

砂糖
クリスマスシーズン、次から次へと甘い物が…
クリスマスシーズン目前、フランクフルター・アルゲマイネ新聞の社会版コラムでは、砂糖の種類別特徴を紹介した。



早い所では11月末から各地でクリスマス・マーケットがオープンするドイツ。クリスマス当日までシュトーレンやクッキーなどクリスマスのお菓子がにぎやかに街を飾る。

「これ以上甘い物がテーブルに並んだら、体に良くないのでは?」
コラム執筆者の Ursula Heinzelmann は毎年疑問に思う。

お菓子に含まれる砂糖にはさまざまな種類があるが、一体どの砂糖を食べればいいのか、良い砂糖はどれか、この季節には気にかかる問題である。

どの砂糖を食べるべきなのか?
お菓子作りには白砂糖またはテンサイ糖がよく使われるが、コラムではそれ以外の砂糖について、以下の5種類を紹介している。

Rohzucker(サトウキビ粗糖、黒砂糖)
サトウキビの蜜を結晶させただけの物。精製する前の茶色、または黒い砂糖。不純物を取り除いていない。白砂糖に比べ、ミネラルなど栄養分が残されているので健康に良い。

Vollrohrzucker(未精製のサトウキビ粗糖、黒砂糖)
サトウキビの汁を搾り固め、砕いた物。ライ麦パンに使われる。バター、クルミ、シナモンなどを混ぜるとクリスマスらしい味が出せる。

Stevia(ステビア)
南アメリカの植物から採れる糖で、最近ではテンサイ糖に代わってよく使われている。カロリーが低いので多くの人に好まれる。甘味度が強く少量でも甘みを感じることができる。

Agavendicksaft(リュウゼツランのシロップ)
チョコレートやラムのように非常に濃い色で、カラメル状のシロップ。味はクリアで、クリスマスのお菓子の香り付けに良い。

Palmzucker(ヤシの実の砂糖)
アジアで使われるヤシの実の汁から作る糖。硬いブロック状の物を砕いて使う。フルーツの香りが強く、オレンジクーヘンなどに使うと良い。

コラムは、体にいちばん害が少ないのはステビアと結論づけた。クリスマスのお菓子には伝統的レシピがあるが、ステビアに置き換えて作れば違った味も楽しめるだろう。



外部リンク


フランクフルター・アルゲマイネ新聞・コラム
http://www.faz.net/aktuell/gesellschaft/
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