2012-09-28 13:00

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おしゃれカラコン、注意して!

カラーコンタクト
炎症等トラブル報告の半数がおしゃれ用
コンタクトレンズといえば、視力矯正・補正のために使用されるものだったが、昨今では瞳の色を変えたり、より黒目を大きく見せたりするためにおしゃれ用として使用するケースも増えてきた。“おしゃれカラコン”として試したことのある人も少なくないだろう。

だが、そうしたコンタクトレンズの使用におけるトラブルに関し、厚生労働省が26日公表したところによると、その報告の半数がおしゃれ用のカラーレンズのものだったという。角膜障害や結膜炎、充血などのトラブルが医療機関から報告されており、注意したいところだ。

(画像はイメージ)
正しい使用法を守って!
発表によると、2009年~2011年度で報告されているトラブルは69件。そのうち製品が特定できたものが43件で、20件がおしゃれ用コンタクトだったそうだ。

トラブル原因としては、手入れ不足や長時間の装着が主な要因と考えられている。通信販売などで手軽に入手できるようになったこと、それにより正しい使い方が十分に伝わっていないことなどが背景にあるとみられており、厚生労働省では。正しい手入れや定期的な医療機関での受診を呼びかけている。

手軽に魅力的な目に変身できる点はうれしいところだが、それが目そのものの健康を著しく害するものとなっては、元も子もない。2009年11月以降、おしゃれ用コンタクトの販売には許可制が導入されるなどの規制が設けられているが、なおトラブルは後を絶たないようだ。使用する側としても万全の注意を払うことを怠らないようにしたい。

3カ月に1回程度は目の検査を受けるようにするのが望ましいとのこと。安易に考えず、正しく使用して上手く付き合っていきたいものだ。

外部リンク

厚生労働省 参考資料
http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/
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