• TOP
  • >
  • トレンド
  • >
  • こんな身近なフルーツが?!りんごポリフェノールでアンチエイジング
2013-03-12 21:00

トレンド

こんな身近なフルーツが?!りんごポリフェノールでアンチエイジング

りんごポリフェノール
寿命も延長、老化を抑制
アサヒグループホールディングス株式会社の食の基盤技術研究所は、順天堂大学大学院と、千葉大学大学院との共同研究で、8日、りんごポリフェノールの摂取による老化抑制作用と、抗酸化作用を、マウス実験で初めて明らかにした。

この研究は、健康維持やクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上を担う食品開発に向けて実施されたもので、アサヒグループの保有する機能性素材である「りんごポリフェノール」による機能の検証を行ったものだ。

りんごポリフェノールについては、りんごの未熟果から高純度のポリフェノールを効率的に抽出・精製する方法を、2004年ニッカウヰスキーが特許取得、現在アサヒグループホールディングスがこの特許を保有しているという。

(画像はイメージ)
モデルマウスで初確認
体内の活性酸素による酸化が老化には大きく関与していることが知られているが、実験では、この酸化ストレスが生体へ及ぼす影響を解析するために作成された、心筋特異的マンガン-SOD欠損マウスを用いた。すると、りんごポリフェノールを含む飲料水を自由に摂取させたマウスと、摂取しなかったマウスの比較で、摂取したマウスのほうが、生存率が有意に高くなったという。

また、摂取しなかった通常の欠損マウスでは、心拡大や心筋組織の線維化、酸化・老化のマーカーとなる心臓DNA中の8-oxodGの増加が確認されたが、りんごポリフェノールを摂取した欠損マウスでは、心臓の重量は減少、線維化、8-oxodG量ともに有意に低い値が確認されている。

さらに、りんごポリフェノールを摂取した欠損マウスの心筋細胞では、摂取しなかった欠損マウスに比べ、心筋細胞が産生する活性酸素種の量が低くなった。よって、りんごポリフェノールをとることで、生体内の過剰な参加ストレスが軽減されることが示唆されたとしている。

身近な果物である“りんご”。そこから抽出されたりんごポリフェノールには、アンチエイジング効果があるといえそうだ。今後、この研究結果が活かされていくことを期待したい。なお、同研究結果は、3月24日から28日に宮城県仙台市で開催される日本農芸化学会2013年度大会で発表される予定となっている。

外部リンク

アサヒグループホールディングス ニュースリリース
http://www.asahigroup-holdings.com/news/

【関連記事】
この人何歳?実は見た目年齢よりも相当年上なんです。その驚きの秘密とは!?(3月9日)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook