2014-05-25 08:00

食・ヘルス(健康)

リコピンはアンチエイジングだけじゃない 卵巣癌のリスク減少も

リコピン
(画像はイメージです)

リコピンが卵巣癌のリスク減少
リコピンが抗酸化作用を持つことから、さまざまな癌のリスクを減らすということが、いくつもの臨床結果から示唆されています。

しかし、今まで公開された臨床試験すべてが癌に効果ありという結果となったわけではありません。今回、Soochow大学のリー氏らがメタアナリシスの手法を用いて今までの文献を総合的に分析しました。

その結果、リコピンの摂取量が多くなると、卵巣癌のリスクは低下することがすることが分かったといいます。卵巣癌のリスクが高くなる閉経後の女性では、リコピンを摂取することは有益ということが統計学的に証明されました。

リコピンと癌
米国国立がん研究所のPDQ(R)でリコピンの効果について記載。また、疫学研究でもリコピンの摂取量と前立腺癌の発生率の間に関連がある可能性があると記載されています。

リコピンの効果
抗酸化作用が効いているといわれていますが、男性ホルモンに対して影響を与えるために前立腺癌や卵巣癌に効果を示しているという説もあります。


【参考】
・Nature Scientific Reports 4, Article number 4885
http://www.nature.com/srep/2014/140509/srep04885/

・米国国立癌研究所 リコペン
http://www.cancer.gov/cancertopics/pdq/cam
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