2014-10-17 08:00
食・ヘルス(健康)
長瀬産業 オタネニンジンM1が体の中で利用されやすくする技術を発表
(画像はイメージです)
生物学的利用能とは経口投与した場合の血中濃度を静脈注射した場合の血中濃度を比べて、物質が胃や肝臓で分解されず、生体が利用できる形で血中まで出てくる割合を調べるものです。
なお、この研究成果は日本生薬学会第61年会(福岡:2014年9月13日から14日)で発表を行っています。
オタネニンジンは腸内細菌叢で消化され、オタネニンジンM1となることで初めて体に吸収されます。
シクロデキストリンはその環の中に物質を取り込んで水に溶けるようにすることが分かっています。
今回は、発酵オタネニンジンにシクロデキストリンを加えた「発酵オタネニンジン-CD」を開発し、その特性について検討しました。
その結果、機能性成分のオタネニンジンM1の水溶性が向上していることと、オタネニンジンM1の生物学的利用率が上昇していることを確認しました。
生物学的利用能はラットを用いた実験で確認しています。(画像はプレスリリースより)
「発酵オタネニンジン-CD」はオタネニンジンM1を容易に吸収できる食品素材であることが判明したことから、今後の製品開発に活かしたいと考えているとのこと。
【参考】
・長瀬産業 プレスリリース
http://www.nagase.co.jp/assetfiles/news/20141009.pdf
シクロデキストリンを使ったオタネニンジンM1の水溶性、生物学的利用率の向上
2014年10月9日、長瀬産業はナガセ医薬品、崇城大学との共同研究により、シクロデキストリンを用いて、オタネニンジンM1の水溶性と生物学的利用能を改善することができたことを明らかにしました。生物学的利用能とは経口投与した場合の血中濃度を静脈注射した場合の血中濃度を比べて、物質が胃や肝臓で分解されず、生体が利用できる形で血中まで出てくる割合を調べるものです。
なお、この研究成果は日本生薬学会第61年会(福岡:2014年9月13日から14日)で発表を行っています。
オタネニンジンM1
オタネニンジンM1は長瀬産業が開発した発酵オタネニンジンに豊富に含まれているオタネニンジンの代謝物です。オタネニンジンは腸内細菌叢で消化され、オタネニンジンM1となることで初めて体に吸収されます。
今回の研究成果
シクロデキストリンは、水に溶けない物質を水に溶けるようにしたり、粉末化したりするときに使われるオリゴ糖が環のようになった化合物です。シクロデキストリンはその環の中に物質を取り込んで水に溶けるようにすることが分かっています。
今回は、発酵オタネニンジンにシクロデキストリンを加えた「発酵オタネニンジン-CD」を開発し、その特性について検討しました。
その結果、機能性成分のオタネニンジンM1の水溶性が向上していることと、オタネニンジンM1の生物学的利用率が上昇していることを確認しました。
生物学的利用能はラットを用いた実験で確認しています。(画像はプレスリリースより)
「発酵オタネニンジン-CD」はオタネニンジンM1を容易に吸収できる食品素材であることが判明したことから、今後の製品開発に活かしたいと考えているとのこと。
【参考】
・長瀬産業 プレスリリース
http://www.nagase.co.jp/assetfiles/news/20141009.pdf
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