2014-10-15 08:00

食・ヘルス(健康)

雪印メグミルク 同社の乳酸菌のインフルエンザ予防効果を昨年に続いて学会発表

乳酸菌SBT2055
(画像はイメージです Naoya Fujii

日本食品免疫学会で発表
2014年10月9日、雪印メグミルクは、日本食品免疫学会 設立10周年記念大会(東京:10月16日・17日)で同社の乳酸菌SBT2055の経口投与によるインフルエンザの予防効果と作用機序を発表することを明らかにしました。

雪印メグミルクは昨年の日本食品免疫学会で乳酸菌SBT2055の経口投与によるインフルエンザウイルスに対する感染予防効果を報告しています。

研究概要
マウスを使って、経口投与による肺組織と肺でウイルスを排除する役割を担っているマクロファージに対するSBT2055を経口投与の影響を検討しました。

SBT2055を1週間経口投与した後に、インフルエンザウイルスを感染させたマウス肺組織では、ウイルス感染に抵抗するために必要な因子の遺伝子発現量の増加が認められました。

シャーレで培養したマクロファージ様細胞株にSBT2055株を添加すると、SBT2055株のDNAがウイルス増殖抑制効果に関与していることが示唆されました。

雪印メグミルクのスローガン
雪印メグミルクのコーポレートスローガンは「未来は、ミルクの中にある。」です。このスローガンに基づいて「おいしさ」と「健康」を追求するための研究を行っています。

今回はその研究の一つです。SBT2055株のインフルエンザ予防効果に関しては、タミフルのような効果ではありませんが、人が本来持つ免疫効果を維持あるいは増強して、インフルエンザの予防効果を示す可能性があることを示唆しています。


【参考】
・雪印メグミルク プレスリリース
http://www.meg-snow.com/news/2014/pdf/20141009-929.pdf
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