2014-08-14 08:00
食・ヘルス(健康)
米国心臓病学会誌 プロバイオティクスの血圧に対する効果を検証
(イラストはイメージです)
プロバイオティクスは、腸内細菌叢に元々いる、体にいい生きた細菌のことで、ヨーグルトやサプリメントを通して摂取可能である。
プロバイトティクス摂取を摂取していない人と比べると拡張期血圧は平均3.56 mmHg低下し、収縮期血圧は2.38 mmHg低下した。
収縮期血圧の低下は血圧が上昇していると診断される130/85 mmHg以上の血圧の群でプロバイオティクスの効果が最も大きい。
8週間未満のプロバイオティクスの摂取では血圧低下作用は、拡張期血圧、収縮期血圧ともになかった。
プロバイオティクスの摂取量が1,000万CFU(コロニー形成量)未満では血圧降下を示さなかった。
1種類よりも複数のプロバイオティクスの摂取が有効。
降圧効果や高血圧予防効果のためにプロバイオティクスの摂取を推奨するには更に試験が必要。
【参考】
・アメリカ心臓学会 プレスリリース
http://newsroom.heart.org/news/eating-probiotics-regularly
プロバイオティクスの高血圧に対する効果
2014年7月21日、「the American Heart Association journal Hypertension」誌は定期的にプロバイオティクスを摂取することによって血圧を緩徐に改善するという新しい研究を掲載した。プロバイオティクスは、腸内細菌叢に元々いる、体にいい生きた細菌のことで、ヨーグルトやサプリメントを通して摂取可能である。
研究内容
血圧とプロバイオティクス摂取の関連を検討した高品質の9文献を解析。解析対象人数は543人。プロバイトティクス摂取を摂取していない人と比べると拡張期血圧は平均3.56 mmHg低下し、収縮期血圧は2.38 mmHg低下した。
収縮期血圧の低下は血圧が上昇していると診断される130/85 mmHg以上の血圧の群でプロバイオティクスの効果が最も大きい。
8週間未満のプロバイオティクスの摂取では血圧低下作用は、拡張期血圧、収縮期血圧ともになかった。
プロバイオティクスの摂取量が1,000万CFU(コロニー形成量)未満では血圧降下を示さなかった。
1種類よりも複数のプロバイオティクスの摂取が有効。
考察
血圧降下作用が弱く見えるのは、2つの試験で摂取期間が3から4週間だったことが、全体に影響を与えている可能性がある。降圧効果や高血圧予防効果のためにプロバイオティクスの摂取を推奨するには更に試験が必要。
【参考】
・アメリカ心臓学会 プレスリリース
http://newsroom.heart.org/news/eating-probiotics-regularly
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