2014-08-29 08:00

ダイエット・ボディ

首や肩甲骨周りが脂肪燃焼のカギ 

茶カテキン
(画像はプレスリリースより)

褐色脂肪組織とカテキン
2014年8月26日、茶カテキンが低代謝のヒトの「褐色脂肪組織」を活性化して、脂肪燃焼を改善することを天使大学と北海道大学との共同研究で実証したことを報告。この内容は第68回日本栄養・食糧学会大会(5月30日~6月1日、札幌市教育文化会館他)において発表済。

褐色脂肪組織
褐色脂肪組織は、脂肪を貯蔵する白色脂肪組織から脂肪を受け取って燃焼する細胞。かつては幼児期を超えると消滅するとの説が多かった。

北海道大学斉藤名誉教授らの研究によりポジトロン断層法(Positron Emission Tomography:PET)が体内のブドウ糖を可視化できることを応用して、褐色脂肪組織の活性の可視化に成功。成人にも褐色細胞組織が存在することを実証した。

褐色脂肪細胞は体温の産生に関係している。特に低温下では褐色脂肪細胞の活性が高まり、白色脂肪組織に蓄積している脂肪を燃焼する。

褐色脂肪組織の活性が低いと白色脂肪組織に蓄積した脂肪は使用されず太りやすくなる可能性がある。

茶カテキンの褐色脂肪組織に対する効果
男性10名を茶カテキン摂取群と対照群の2群に分けた。5週間後の褐色脂肪組織の活性を測定すると茶カテキン群では投与前に比べて褐色脂肪組織の活性が有意に上昇。対照群では投与前後で差がなかった。

茶カテキンが褐色脂肪組織の活性をあげることによって、太りやすい体質を改善する可能性を示した。


【参考】
・花王 プレスリリース
http://www.kao.com/jp/corp_news/2014/20140826_001.html
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