2015-02-19 08:00

食・ヘルス(健康)

UVケアがパーフェクトな人はビタミンD欠乏に注意

ビタミンD
Peter Horvathが市民に呼びかけ
雪が多い合衆国の北部の住民は、ビタミンDが欠乏すること、さらに悪いことにはそのことが十分周知されていないと、バッファロー大学のPeter Horvath教授は市民にYouTubeを通して訴えた。

バッファロー市の住民は冬の間、約半数の人にビタミンDが不足しており、25%の人がビタミンDの欠乏症になっている。

高齢者、妊娠中あるいは授乳中の女性、肌が自然の日焼け止めとして働く有色の人々ではリスクが高い。
なぜビタミンDが不足するのか
ビタミンDは他のビタミンと異なり、皮膚が太陽光の紫外線を吸収して作られる。

冬の間、人々は厚着をして、外へ出ることも少なく、太陽に対して地球の自転軸が傾いているので、太陽光が届くことも少なくなるからである。

ビタミンDの必要性
適正な量のビタミンDを体内に確保することは非常に重要なことである。

ビタミンDはすべての細胞が必要としている。ビタミンDの欠乏状態が続くと、骨の密度の低下、免疫能の低下、2型糖尿病のリスクの増加、ある種の癌で発生確率が増加、心血管病で死亡するリスクが増加、高齢者では認知に悪影響を与える。

高齢者になると、肌のビタミンDの生産能力が低下し、缶を空けたり、立ち上がったりするという運動機能に影響が出る。

妊娠中や授乳中にビタミンDが不足すると、幼児の骨の成長に影響を与えることがある。

ビタミンDを補うには
Peter Horvath教授は1日当たり1,000~2,000国際単位のビタミンDを食事から補うことを勧めている。

ビタミンDを補うには、鮭や油の多い魚、朝食用のシリアル、強化ミルク、タラの肝油を推奨している。

栽培時に太陽を浴びたマッシュルームもPeter Horvathの研究でビタミンD補給に向いていることが判明している。

マッシュルームは、彼の研究によれば、ビタミンDを補うだけで無く、女性ではダイエットに効果があるとしている。

(画像はイメージです)


【参考】
・バッファーロー大学 プレスリリース
http://www.buffalo.edu/news/releases/2015/02/018.html
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