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2016-03-09 16:15

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20代でも「老眼」に?新たな現代病!?『スマホ老眼』とは

スマホ老眼
20代では94%、30代では82%が利用していると言われるスマートフォン。そんな中最近では、スマートフォンの長時間使用が原因で、手元が見えにくくなるなど“老眼のような”症状が出る『スマホ老眼』が新たな現代病として問題になっています。

そこで、生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研では、20~30代のスマートフォンユーザー男女500名を対象に『スマホ老眼』に注目した調査を実施。今回の調査を通じて、『スマホ老眼』の実態やその原因が明らかになりました。

7割が「目に対する負担」を自覚!
本調査にて「1日のスマートフォン利用時間」を聞いたところ、平均は「3.3時間」、そして約3人に1人は「5時間以上」と回答しており、長時間利用の傾向がうかがえました。そういった長時間利用によって7割が「目に対する負担」を自覚しており、目の負担を気にしながらもスマホの長時間利用を続けている人が多いことも明らかになりました。

さらに64%と過半数が、「スマートフォンを利用するようになってから目に関する悩みが増えた」と回答。
スマホ老眼
『スマホ老眼』に関する説明をした上で「自分が『スマホ老眼』だと思うか」を聞いたところ、39%と4割近くが「そう思う」と回答しています。
スマホ老眼


『スマホ老眼』の原因と対策は?
スマホ老眼
『スマホ老眼』の原因と対策について、眼科医の岡野敬先生は、以下のように述べています。

「人は、目の中にある毛様体と呼ばれる筋肉を使ってピントを合わせています。しかしスマホのように目に近いものを長く見続けていると、この筋肉が疲れてコリ固まり、ピント調節がうまくできなくなります。この毛様体筋のコリが、『スマホ老眼』の原因です。予防のためには、目を疲れさせないことが重要。スマートフォンを使用するときには時間を決めて、明るく見やすい位置で使いましょう。目安としては、連続90分以内です。」


加齢による「老眼」とは異なり、『スマホ老眼』は毛様体筋の働きを取り戻すことで改善が期待できる症状だそうです。また、対策のポイントとしては、

「血流をよくして毛様体筋のコリをほぐすこと。目をあたためたり、マッサージやツボ押しをするのがおすすめです。」


とのコメントが。
さらに、『スマホ老眼』による目の疲れを感じた場合には、目薬をさす人も多いはず。先生によると

「最近では、毛様体筋に直接はたらいてピント調節機能を改善し、目の疲れを緩和する目薬も登場しています」


とのこと。『スマホ老眼』の危険性がある人は、今後は目薬選びにも気を配るとよいでしょう。
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