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2016-01-26 19:15

その他

新しい減塩スタイル『置き換えケチャップ』。減塩しながらうま味も大幅アップ!

減塩
慶大発ベンチャーのAISSY株式会社は、『置き換えケチャップ』減塩メニューに注目し、味覚センサーを用いた定量分析を実施した。

日本人の食塩摂取量は世界的にみても高い?
2015年4月、厚生労働省は1日あたりの食塩摂取目標量を「18歳以上の男性で8.0g未満」「18歳以上の女性で7.0g未満」と発表した。しかし、日本人の食塩摂取量は平均10.4gで、世界的にみても非常に高い数値となっている。

その要因の1つが、日本独自の食文化である「和食」。味噌や醤油などの調味料を多く使用する和食は、どうしても塩分過多になりがちなのだ。近年巷には減塩調味料や減塩商品も登場しているが、「減塩」=「おいしくなさそう」という印象が強いのも事実だ。

94.7%がケチャップ肉じゃがを「おいしい」と回答
そんな中、最近注目を集めているのが『置き換えケチャップ』だ。料理に用いる味噌や醤油等の調味料の半分を、「ケチャップ」に置き換える。これによって塩分を30~40%カットできるほか、砂糖や和風だしの素の使用量も半分に抑えることができる。

和食にケチャップと聞いて眉をしかめる人もいるかもしれないが、実は男女38名を対象に『置き換えケチャップ』減塩メニューの肉じゃがを実食してもらったところ、94.7%の人が「おいしい」と答えているのだ。
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ケチャップ減塩メニューが標準メニューを上回る高評価!
なぜ『置き換えケチャップ』の減塩メニューはおいしく感じられるのか。

今回の調査では、慶応義塾大学とAISSYの共同開発による味覚センサー「レオ」を使用し、生理学的に位置づけられた味覚を定量的なデータとして数値化。代表的な和食メニュー「肉じゃが」と「さばの味噌煮」の2種類について、通常のレシピで作った「標準メニュー」、『置き換えケチャップ』をした「ケチャップ減塩メニュー」、市販の減塩調味料を使った「一般的な減塩メニュー」の3パターンで比較分析を行った。

味覚分析の結果、どちらのメニューにおいても、うま味の数値が、「ケチャップ減塩メニュー」>「標準メニュー」>「一般的な減塩メニュー」となった。

そして、市販の減塩調味料を使用した「一般的な減塩メニュー」は、うま味の数値が「標準メニュー」を大きく下回る結果に。さらに、「ケチャップ減塩メニュー」と「一般的な減塩メニュー」を比較すると、うま味の数値に0.2ポイント以上の差が生じている。2つのメニューはうま味において、明らかな違いがあることが判明した。

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「ケチャップ減塩メニュー」は、醤油ベースでも味噌ベースでも、さらには肉料理でも魚料理でもうま味を損なわないどころか、逆にアップさせる調理法であることがわかった。

『置き換えケチャップ』は、おいしい食事を楽しみながら減塩したいというニーズをかなえてくれる、画期的な調理法といえそうだ。
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