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vol.64 涼を呼ぶアレンジ


7月に入り暑さも増す毎日ですね。
うっとうしいこの季節、緑の葉の力を借りて乗り切ろうと、
花屋さんへ行くと、大きなギボウシを発見。



右が我が家の普通のギボウシ。
比べるとその大きさにびっくりします。



ギボウシは明るい日陰で十分育つ、ガーデニングには重宝なグリーン。
むしろ日が当たり過ぎると葉やけをおこします。
我が家では北向きの玄関前の植え込みに。
朝日が少し当たる程度ですが、虫に食われていますが元気に育っています。



ギボウシ8枚を葉を重ねるようにいけました。
葉の大小、向きを見ながら、ランダムに重なり合うようにいけていきます。
ベルギーのヘンリー・ディーンの花器がベストマッチ。



グリーンだけのアレンジに飽きてしまったら、
庭のアジサイを切ってプラスします。
昨年は秋口まで、花をそのまま咲かせておいたら、
今年はすっかり花数が少なくなってしました。
花を長く咲かせたままにしておくと、
アジサイ自体に負担がかかり、翌年花付きが悪くなるそうです。
今年は早めに切って、お部屋で楽しむことに!



アジサイは水が下がりやすいお花。
庭から調達したら、すぐに茎をナイフで斜めにカット。



そして茎の中の白い綿のようなものをかき出します。
ミョウバンがあれば、かき出した部分につけてやります。
ミョウバンはドラッグストアなどで、簡単に手に入ります。



こちらはニンジンボクの花。
ニンジンボクはシソ科の落葉低木。
花や葉にハーブのような香りがあって、毎年7月頃に紫の花をつけます。
花後、切り戻してやると又花を咲かせてくれる優れ物です。
ただ、切り花にすると水上がりがいまひとつなのが残念。

葉ものはこの暑い時でも花持ちがいいので、夏に特にお勧めしたい花材。
グリーンだけでいけたり、花をプラスしたり、
色々変化をつけながら楽しむといいですね。
輸入ものや、沖縄などの暑い地方からのものなど、
この時期、葉ものは豊富です。
一枚の葉、一枝のグリーンでも、お部屋の中に涼しさを運んでくれるはず。
ただし、花瓶の水はこまめの替えてくださいね。





・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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