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vol.65 パリの美術館 その1


プティ・パレ美術館

仕事も兼ねて、パリへやってきました。
今度は長めの滞在、女一人旅です。
合間をぬって、美術館へ。
せっかくなので、気持ちよくお茶をいただける美術館を訪ねて、
ゆっくりとした時間を楽しみました。



パリ市立プティ・パレ美術館。
うれしいことに、パリ市立の美術館は入場料が無料、これなら気軽に行けます。



プティ・パレ美術館は1900年のパリ万博で、
美術作品展示場のために建設された建物です。
パリの美術館といえば、ルーブル、オルセーなど展示作品も豊富なすばらしい名所が
数々ありますが、パリ滞在の半日、のんびり、ゆっくり美術鑑賞を、という方にはおススメです。



パリ万博のための建物、内装、調度品もすばらしい。
そして、この美術館は自然光の下、美術品を鑑賞できるように心配りされています。
そのため、明るく開放的。
緑が多く静かで、パリの中心地にいるとは思えないほど。





館内はパリ万博の頃を偲ばせる内装や家具が置かれ、所々に当時使われていた品々も並んでいます。
2番は万華鏡でしょうか。



私の好きなエミール・ガレの作品も。



クロード・モネ
「ラヴァクールの日没 冬の効果」
モネの代表作「印象 日の出」を連想させる作品。
セーヌ川の水面と木々がある自然な岸辺のコントラストの上に、
暮れていくやさしいオレンジの太陽がぽっかりと浮かんだ作品。
しばし目が離せません。
ラヴァクールは晩年のモネの家があったジヴェルニーに近い小さな村。
モネは一時この近くに住み、この村の景色をいくつか残しているようです。



アルフレッド・シスレー
「モレの教会」
シスレーが晩年を送ったパリ近郊のモレ・シュル・ロワン村の教会を描いた作品。
パリからこれらのモネやシスレーゆかりの小さな村を訪ねる旅もいいですね。



アール・ヌーヴォー様式の建築家、エクトール・ギマール
「エクトール・ギマール邸のダイニングルーム」
パリ万博と時代が重なるアール・ヌーヴォー様式の作品は多く展示されています。



美しい中庭へと降りてみましょう。



見上げると青空が広がっています。
この中庭を囲むように気持ちのいいテラス席のあるカフェがあります。



外は暑いという方もセンスのいいソファが並ぶ店内はいかがですか?
ゆったりと美味しいお茶がいただけます。
軽食やお菓子もあり、皆さん長くくつろいでいられるようす。
注文はセルフサービスで。
入場無料なので、このカフェを利用するためだけに再度訪れてもいいかもしれません。
この季節、パリは観光客でにぎわっています。
アクティブに動いた後は、こんな静かな空間もいいですね。
リフレッシュして、また魅惑的な街パリへ繰り出しましょう!





・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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