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vol.71 私のティータイム
数年前、私のフラワーアレンジ教室に通ってくださっている生徒さんから、
紅茶教室で習った本格的な紅茶の淹れ方を教えてもらいました。

それ以来、ティーパックはやめてリーフティーの紅茶を楽しんでいます。
リーフティを淹れるときはポットをふたつ用意します。
温めた一方のポットにリーフティを入れ、湯をそそぎ、
3~4分(時間は紅茶の茶葉による)待ちます。
もうひとつのポットも温めておきます。
3~4分経ったら、やはり温めておいたもう一つのポットに、
茶こしでこしながら入れ替えます。
こうすれば2杯目の紅茶が渋くならず、最後まで美味しくいただけます。
紅茶が冷めないように、保温用のポットカバーも。
でも、こうしてゆっくりとお茶を淹れる時間を楽しむようになると、
ほんの5分くらいの時が自分を豊かにしてくれるような気がするから不思議です。

ずっと朝のコーヒーはペーパードリップで淹れていたのですが、
どうも味が今ひとつ、しかも一定しない。
コーヒー豆をいろいろ変えてみても同じ。
ということは、私のコーヒーの淹れ方に問題ありということ。
解決策として、コーヒーメーカーとずいぶん迷ったけれど、
コーヒー専用のポットを購入することにしました。

コーヒーの味が数段よくなり、コーヒー豆の違いがわかるようになりました。
しかも細いポットの口から、ゆっくりと湯を落とす作業は、何も考えずいい気分転換になります。
毎日の暮らしに欠かせないコーヒーや紅茶を味わうひととき。
私にとっては支度も大切な時間です。

ティータイムにもうひとつ欠かせないのは、やっぱりお花。
今日は“グルナディエ”というバラとパイナップルミントの葉。
“グルナディエ”は深紅の花びらに白い模様が入った珍しいバラ。
残念ながら香りはしないけれど、添えたパイナップルミントはいい香り!
パイナップルミントは小さな苗を購入。
長く伸びた葉はアレンジに。
苗は庭に植えて育てます。
和風のコーヒーカップに低くいけた小さなアレンジなら、いつもそばに置けるし、
花開く様子も楽しむことができます。

いけ方は簡単。
まずコーヒーカップの淵にもたれかけるようにバラをさします。
バラは低めに。茎を短くしたほうが花持ちがよくなります。

パイナップルミントをバラの手前へ1本さします。

次にバラの左側に2本いれます。

バラの右側と後ろに各1本ずついれて完成です。
パイナップルミントの葉は曲がっているので、
その流れを見せるように色々な方向に向けてさします。
この時、バラの周りに均等に葉が並ばないように気をつけましょう。
バランスが良すぎて、不自然になってしまいます。
かわいい花とおいしい紅茶やコーヒー。
忙しい毎日に、丁寧に暮らす大切さ、教えてくれます。
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