vol.85 5月は新緑の季節


さわやかな季節がやってきました!
毎日、木々の青葉が目にまぶしく感じますね。

みずみずしい芽吹いたばかりの緑を愛でに京都へ行ってきました。
美しい建物をバックにした木々の姿は、京都ならではの風景。
この時期の京都は、桜や紅葉の時期に比べて人出が少ないので、
ゆっくりできました。



まず向かったのは、宇治の平等院。
10円玉に刻まれたあの有名な建物ですね。
この鳳凰堂は極楽浄土の宮殿をモデルにしたものとか。
池の上に浮いたような佇まいが、
非現実的な印象を見る人に抱かせます。



この池を囲むようにして木々が植えられて、訪れる人の心を癒します。



大きな藤棚もあり、見事な花を咲かせています。



翌日は嵯峨野へ。
阪急嵐山駅前からバスに乗って、「愛宕寺前」まで。
愛宕寺は“おたぎでら”と読むそうです。



お寺の門をくぐると色々な表情をした石仏が並んでいます。



この石仏は一般の方たちの手によるもので、
信徒や参拝者の方々が寄贈され、境内に1200体ほど並んでいるそうです。
崖を切り開いたのか、高低差のある境内のあちらこちらに石仏が配置され、
うぐいすの声が響くだけの静かな空間が厳かな雰囲気に包まれています。
苔むした石仏が並んでいるとはいえ、決して暗いイメージではありません。
石仏一体、一体どれも、とても明るい、ユニークな表情をしています。
一般の方が彫られたせいか、とても親しみやすい印象です。



とてもかわらしいお顔ばかりでしょ?



もちろん、新緑も美しい!
新緑はどこでも楽しむことができますが、
こんなシーンは、やはり京都ならでは。



愛宕寺を後にして、ぶらぶら嵯峨野路を行きます。



途中、大きなお寺、ニ尊院に立ち寄ります。



境内は広く、どこを見ても緑。
特にモミジが多く、明るい緑の葉が実にきれいです。
紅葉の頃は赤く染まって、まったく違った景色になるのでしょうね。



大きな本堂があり、



その裏には丹精された庭があり、牡丹の花がとてもきれいで、
みなさん、縁側に座りこみ、ほっと一息ついていらっしゃいました。

梅雨の前のさわやかな時期。
新緑に日々の疲れを癒してみてはどうでしょうか?
桜や紅葉のように、予報とにらめっこで、
時期を選ぶ大変さもありません。
新芽が芽吹くこの季節、
やはり新しい生命を感じるのはいいものですね。





・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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