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vol.94 我が家の和食器たち





何年使っても飽きないシンプルな和食器が好きです。
私が毎日作るごはんは料理と言うより、おかずと言ったほうがいいものばかり。
そんなおかずを入れるのに重宝するのが、この食器たち。
九段下にある“花田”という和食器の専門店で購入したもの。
花の仕事を始めたばかりの頃、千代田区一番町にあったフランス料理レストランにいけ込みに行っていました。
レンガを使った素敵なインテリアで、
料理もそうですが、すべてにシェフのセンスの良さが光るいいレストランでした。
そこで使われていた食器が素敵で、それが花田の和食器でした。
今でこそ、フレンチに和皿を使うのは普通になりましたが、
あの頃はとても新鮮に感じて、そして何より料理が美味しく見えました。
花田では、色々な作家の方の食器を扱っていますが、
店主の好みで揃えた食器は、食卓の並べた時にとても相性がよく、
へたな料理の腕を補ってくれます。
このシンプルな器たちは、料理だけでなく花も美しく見せてくれるので、
花の撮影の仕事でも自宅に飾る場合でも、よく使っています。



花材は庭に咲いたピンクのバラ。
ほんとうは一重のピンクのバラ”デンティべス“ですが、
うちのはなぜか半八重咲きになります。
そして、小枝はユキヤナギ、ドウダンツツジ、美女柳。
これらの枝も庭から切ってきました。
買い足したのは、白のリンドウとバラの実。
秋らしい花材を選びました。



大事にしている食器にいけるので、
今日は器の中に、水を入れる入れ物を置きます。
ジャムの空きびんと花用につかっている小さなグラス。



グラスはお皿の上に並べます。





ドンブリと湯のみには、空き瓶を。



庭で咲いた秋バラのピンクが食器の藍色の柄に良く映えて、
ついうっとりとしてしまいます。
白いリンドウは切り分けて、ドウダンツツジの枝といっしょに。

大好きな食器たち。
食器棚にしまっておくのはもったいない。
きょうの食卓は華やかになりそうです。
さて、今晩は何を作ろうかしら。

暮らしのうつわ花田
https://www.utsuwa-hanada.jp/





・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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