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vol.101 ミラノのクリスマスデコレーション


一月も終わりになって、クリスマスの話というのも気がひけますが、
お正月休みに訪ねたミラノのクリスマスデコレーションが期待以上に素敵だったので、
ちょっとご紹介させていただきます。



ミラノのシンボルの一つ、「ガレリア」
19世紀に建てられたミラノを代表する近代建築です。
8角形の建物に2つのアーケードが交差するデザインで、4階建てのアーケードには高級ブランドやレストラン、カフェが入っています。
2本のアーケードが交差する広場にクリスマスツリーが飾られていました。



近づいて天を仰げば、流れ星のシャワーのような天蓋の装飾。



中央のクリスマスツリーの飾りはスワロフスキー。
豪華です!



こちらはドゥオモ広場に面した高級百貨店「ラ リナシェンテ」前のファサード。



ガレリアのデコレーションも感動でしたが、
ミラノの旅で一番印象に残ったことは、各ブティックのデコレーションです。
どこもモミの木などの本物の緑をメインに、
オレンジ色の温かみのあるイルミネーションライトを使ったシンプルな装飾が施さされていました。



リースもモミの木だけのシンプルさ。



どこのお店もモミの木のガーランドを入口に飾っているので、
通り全体のデコレーションに統一感が出て、
街並みがほんとうに美しい!
建物自体も素敵で、ヨーロッパの伝統的なクリスマスという雰囲気でした。
華美にならず、聖なる空気がただよい、そして暖かい。
まさに、クリスマスデコレーションの原点という感じ。
さすがにキリスト教の大本山のお膝元イタリア。
私はキリスト教徒ではないけれど、
12月のはじめから少しずつ丁寧にクリスマスを迎える準備を整えていく
ヨーロッパの人たちの姿は好きです。
何かを大切にする心が伝わってくるせいかもしれません。
クリスマスに欠かせないモミの木。
その常緑の緑の葉に宿る生命力。
守る部分をきちんと守って、伝統を伝えていく。
遺跡の中で暮らすイタリア人にとって、
古いしきたりを守ることはふつうのことだと改めて感じさせられました。

そうだ!今年のクリスマスリースは早めにこしらえてみよう。
そしてモミの木などの常緑の枝葉をいっぱい使ったリースにしよう。
常緑の生命感あふれるシンプルなデザイン。

まだ10カ月も先のこと、でも、一年早いから。
すぐ春が来てしまう。
また、今年一年、よろしくお願いいたします。





・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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