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vol.111 週末はバラ苗を探しに諏訪へ



バラの花の季節も過ぎて、とうとう梅雨入りですね。
春にいっぱい咲き誇るバラをみると、
どうも新しい苗がほしくなってしまいます。
この時期はバラの苗を植えるには、決していい時期ではありませんが、
いろいろなバラ園でバラ祭りが催され、実際の咲いている花を見て買うことができるので、
苗を探すには楽しいシーズンといえます。
私が友達と向かったのは、長野県諏訪にある「姫野ばら園 八ヶ岳農園」。



姫野ばら園はバラの原種をはじめ、オールドローズと言われる古い品種を多く扱っています。
バラの文化と伝統を大切にしているバラの農場です。



この日はあいにくのお天気。
レイン用のヤッケに長靴で園内を散策です。
ハウスとハウスの間には、販売用のバラ苗がずらり。
姫野バラ園で扱うバラの品種は1000種以上。
つるばら、オールドローズ、モダンローズ、原種系、ミニバラなど、
バラの種類と苗の大きさによって、園内いっぱいに並べてあります。
希少な品種の保護も行っているようです。
この日は図鑑でしか見たことのない花を実際に見ることができたので、
諏訪まで来たかいがありました。



ハウスの中にも、バラ苗が並べられています。
中に入るとバラの香り!雨で下がり気味のテンションが上がります!
一通り園内を見て回った後で、
お目当てのバラ苗をスタッフの方に探してもらい、無事購入。
スタッフの方はバラの知識が非常に豊富で、バラ愛にあふれていて、
私たちとのバラ談義は尽きることがなく、あっという間に時間が経ってしまいました。
園主の姫野さんも忙しそうに何人ものお客様に対応されていて、
とてもやさしそうな目をした笑顔の素敵な方でした。
八ヶ岳の自然の中で、古代から脈々と受け継がれてきたバラの種を絶やすことがないよう保存し、育てていく作業はまさに子育てと同じ。
長靴にジャンパー姿で飛び回る姫野さんの横顔はとてもすてきでした。
今回はお話しする機会がありませんでしたが、
次回はぜひ、バラへの思いを聞いてみたいです。



バラ苗も手に入り、有意義な話も聞くことができ大満足で姫野ばら園を後にしました。
どこでお昼を食べようかと車を走らせていて、道路沿いに偶然見つけた素敵なバラの庭。
信州各地で「信州花フェスタ2019」という花のフェスティバルを開催中らしく、
ここの庭はフェスタ開催中オープンガーデンとして公開されているよう。
わくわくしながら、早速庭の中へ。



こちらは倶楽部ギャラリーマザーツリーさん。
建物の中はギャラリーになっているらしく、
この日はサロンコンサートが催されていました。
建物の中からのフルートの調べを聞きながら、すばらしい庭を散策できて、
思わぬ幸運に巡り合えました。
行きあたりばったりでこの体験。うれしいを通り越してもう感動です!



帰宅後調べてみると、マザーツリーさんは色々なガーデンの賞も受賞されている有名なお庭だということがわかりました。



バラもすばらしいけれど、草花も見事!
ヨーロッパでは美しく咲いているけれど、うちでは決して育たないアルケミラモリスなど、今が一番、という姿で咲いていました。
やはり、信州は爽やかな気候なんですね。



小花の取り合わせにもセンスがひかります。
それほど大きなガーデンではないとは言え、こんなに手がはいってる庭は見たことがない。
庭の美しさも見事でしたが、
ご主人のガーデンへの熱意が伝わってくるすばらしいお庭でした。

今回の花を追いかけた日帰りの旅。
花もきれいでしたが、花に携わる方々の熱意と愛情に何より脱帽でした。


姫野ばら園 八ヶ岳牧場
https://himenobaraen.jp/

信州花フェスタ2019
https://shinshu-hanafesta2019.jp/gs-event/%E3%81%B0%E3%82%89%E7%A5%AD%E3%82%8A

倶楽部ギャラリーマザーツリー
https://og.chinotmo.net/iwasaki/





・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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