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vol.114 ポルトガルの夏休み


ヨーロッパの西の果ての国ポルトガル。
まず、思い浮かべるのは鎖国をしていた江戸時代に日本と交易していたこと。
カステラやてんぷらなど、ポルトガル語から日本語になった言葉もあり、
日本人にとって馴染み深い西洋の国。
現在のポルトガルはというと、物価が安い、料理は美味しい、町並みは素敵と、
世界中から旅行者を惹きつける魅力的な観光地らしい。
周りの評判のよさに誘われて、今年の夏休みはポルトガルへ行ってきました。
滞在先の選んだのは、王道ルートの首都リスボンと経済の中心ポルトの2都市滞在。
まずはリスボンへ。



リスボンと言えば、路面電車と坂道。
建物と建物の間を路面電車が登っていくおなじみの風景。
遠くにテージョ川が見え、異国情緒が漂います。

まず向かったのは、「泥棒市」と呼ばれるリスボンの蚤の市。



大きな広場に露天が並んで、古い雑貨や古着、手づくりのものなどが売られています。



ポルトガルはヨーロッパのなかでも物価が安いので、
探せば掘り出し物がありそうです!



ポルトガルはタイルが有名。
お土産用のタイルをモチーフにした雑貨もありました。



サンタジェスタのエレベーター。
エッフェル塔の設計者のギュスター・エッフェルのお弟子さんが設計した高さ45メートルの塔。
リスボンは坂の街。
このクラシカルなエレベーターは低地のバイシャ地区とシアード地区の30mの高低差を結んでいます。



上からの眺めは最高でした!



15番の路面電車に乗って向かったのは、「リベイラ市場」。
ここでランチをいただきます。



食品を扱うお店は、残念ながらもう閉まっていましたが、
花屋さんは開いていました!
暑いせいか、南国の花が多く飾ってあります。



花屋さんは何軒か並んでいましたが、どこの店も種を多く置いてありました。
さすがにハーブの種は豊富です。



体育館のような大きなホールがフードコートになっています。
建物の外側にはぎっしりとサンドイッチや料理を提供する店が並び、
好きなものを買ってきて、中央のテーブルとイスのあるスペースでいただくというスタイル。



ランチの後は、やっぱり甘いものが食べたくなりますよねぇ!
ポルトガルもヨーロッパの他の国同様カフェ文化が発達しています。
こちらは1905年創業の老舗カフェ「カフェ・ア・ブラジレイラ」。
リスボン最古のカフェらしい。



ポルトガルではカフェと言えば、ビッカと呼ばれるエスプレッソ。
ポルトガル人はコーヒー好きらしく、
滞在中、ビッカをカフェのカウンターでクッとやって、さっと出ていく姿をよく見かけました。
ミルク入りのコーヒーはガラオン。
お菓子は「パン・デ・ロー」という、カステラの原型といわれているもの。
フワッとしていてとても軽い感じで、個人的にはかなり好みの味でした。



夕食の前に立ち寄ったのが、
リスボン名物ジンジーニャというサクランボのリキュールだけを飲ませる、
その名も「ア・ジンジーニャ」という店。
ジンジーニャは特産のサクランボを砂糖とブランデーのようなアグアルデンテというお酒に漬けたもの。
アルコール度が高いので、飲むとサクランボの香りと甘さの後にのどがぽっと暖かくなります。
さてさて、長い一日も終わりに近づいてきました。
久しぶりの観光メインの旅で、ちょっとお疲れ気味です。
夜遅くまでにぎわうリスボンの街ですが、
今夜はホテルでゆっくり休むことにしましょう。
次回はポルトの街を紹介します。

追記
日本では観葉植物としてよく見かける「ジャカランダ」。
リスボンでは6月に紫の美しい花を咲かせるらしい。
あのサラサラとした葉は冬には落葉し、
6月に日本の桜のように葉のない枝いっぱいに、
紫の花をつけるそうです。
ぜひ、見てみたい。
ジャカランタ(ウイキぺディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%89%E3%82%AD%E5%B1%9E

リベイラ市場
https://www.timeoutmarket.com/
ア・ジンジーニャ(食べログ)
https://tabelog.com/portugal/A6701/A670101/67000023/





・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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