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vol.115 世界遺産の街、ポルトへ


リスボンから列車で3時間、ポルトのポルト・カンパーニャ駅に到着。
ホテルに向かうタクシーの中から見たポルトの第一印象は“ヨーロッパの美しい古い街”
比べれば、今日後にしたリスボンはエキゾチックで、他のどの街にも例えようのない個性にあふれた所。
ポルトに着いてはじめてヨーロッパへ来た実感がわきました。

まず向かったのは、アスレージョが美しいサン・ベント駅。
アスレージョとは古く14世紀から伝わる装飾タイルのこと。
ポルトガルの文化を語る上で欠かせない要素です。
駅の玄関を入るとホール全体にブルーのアスレージョが。
地元の人が忙しそうに通り過ぎていく中、観光客は石造りの内装に施されたタイルの鮮やかなブルーに見入っていました。
重厚な駅の作りとアスレージョがほどよくマッチして、芸術性の高い空間に
ため息がでます。



ポルトは実に街並みがきれい。
石造りの外観が暗くなりがちなヨーロッパの他の都市に比べ、
所々色の鮮やかなタイルが装飾に使われて、町並みをみているだけで楽しい気分になります。



街の中で見つけました!「ジャカランタ」の木。
リスボンに比べてポルトは北に位置するためか、
あきらめていたジャカランタの花に出会うことができました。
すでに新しい葉が芽吹いて、花だけの姿ではないけれど、
サラサラの葉と紫の涼しげな花が青い空に映えて、それはそれで美しい!



ジャカランタの花を見て、
気をよくしながらあてもなくブラブラと街歩きをしていると
緑の並木が美しい通りに、緑色の壁が印象的な古く歴史ある建物が。
中をのぞくと雑貨などを扱うお店になっているみたい。



1階は「Fernandes Mattos&Ca Lda PORUTO」
ブリキの缶やかわいいサンドレス、バックなど自分のお土産にしたくなるような
センスのいいものが並んでいます。



2階は「ア・ヴィーダ・ポルトゲーザ」
リスボンにもある伝統的なポルトガルの手工芸品を販売しているお店。
どこかの邸宅にお茶を招かれたような気分になる素敵なインテリアです。
窓から見える並木が美しく、外の暑さに一息つけました。



その足で、近くにある世界一美しいと言われる本屋、レロ書店へ。
ハリーポッターに出てくる本屋のイメージのもとになったという書店。
とにかく人が多かったです。
入場するのに事前に5ユーロの入場券を購入しなければいけません。
書店で本を買えば、入場料の5ユーロは割引されるシステムになっています。



店内はアールヌーボー、アールデコといった雰囲気。
天井もステンドグラスで、美しい。



街中を抜け、ドウロ川のほうへ坂を下っていきます。
ポルトの名所、ドン・ルイス一世橋を渡ります。



右側はポルトの町並みが一望できます。



左側はドウロ川が大西洋と続いています。



ドン・ルイス一世橋を渡り、ヴィラ・ノヴァ・ディ・ガイア地区へ。
ヴィラ・ノヴァ・ディ・ガイア地区はポルト名産のワイン、ポートワインのセラーが立ち並ぶ地域。
せっかくなので、セラーでポートワインの試飲にチャレンジです。
選んだセラーは「Ramos Pinto」



若いポートワインのルビー、さらに熟成させたトウニー、良いブドウが収穫された年に限定されたレゼルヴァに白ワインなど5種類を試飲。
ポートワインは甘口でアルコール度数も高めなので、
その香りとコクのある甘い味わいをなめるようにゆっくりと楽しみました。



ユーラシア大陸の西の果ての国、ポルトガル。
思った以上に個性的な文化に感動。
ポルトガルならではの楽しみ方が、こんなにたくさんあるのにびっくりさせられました。
日本から直行便がないので長い移動になりましたが、
それでもまた訪ねてみたい奥の深い国でした。



Fernandes Mattos&Ca Lda PORUTO
https://www.fernandesmattos.pt/en/
A Vida Portuguesa(ア・ヴィーダ・ポルトゲーザ)
https://www.avidaportuguesa.com/index.php
Ramos Pinto(ポートワインセラー)
http://www.ramospinto.pt/vinhosPorto.aspx?ID=50&lingua=en





・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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