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vol.6 つかの間の秋を楽しんで


金木犀が何処からともなく香りはじめ、
夏が去り秋がやってきました。
四季の中でも、特に秋はいつの間にか過ぎ去ってしまうようで、
努めてこの季節を大切にしたいものです。
でも秋と言えば、栗や果物など美味しいものが沢山。
ダイエット中の方には、要注意の季節ですね。
そんなつかの間の秋を、お部屋の中に取り込んで、
秋の夜長を楽しんではいかがでしょうか?



少しくすんだピンクのリンドウを短くいけて、
野山にすっとたたずむように、秋明菊を長く真ん中に。
足元には、石と苔を置き、自然の風景を切り取ったようなあしらいです。



花材は、リンドウ1本、秋明菊1本。



花器は白い器。剣山、そして石、苔。
苔はホームセンターやお花屋さんで手に入ります。

リンドウを15センチから20センチくらいに切り分けます。



器の中央に剣山をセット、そこに短く切ったリンドウをさします。
真丸くきれいにいけるよりも、少しランダムに変形した丸形にします。



リンドウをいけた中央に長めに秋明菊をさします。
この時、秋明菊の咲いている花の向きに注意すること。
あまり真正面に向けてしまうと趣がなくなります。
そして、最後に石と苔を足元にあしらえば、完成です。
秋明菊の花はほろりと散りますが、次の花が咲いてきますので、
とても楽しみです。
次の花の咲き具合によっては、秋明菊の向きを変えてあげるといいですね。

お花2本で、秋の風景がお部屋に再現できました。
少しライトを暗くして、ゆっくり長い夜を楽しんでくださいね。





・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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