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毎年この季節になると、テレビのコマーシャルに誘われて京都を訪れたくなります。
あのコマーシャルのメロディにのせられ、ついつい私も京都に。
今回の観光の目当ては京都御所。
通常は事前申し込みが必要で、
行きたい行きたいと思いつつも、
なかなか訪れる機会を逸している、私のような人も多いのでは。
春と秋の年に２度、京都御所は一般公開されます。
もちろん一般公開中は予約は必要なし、時間内ならば参観が自由です。
そして、入場無料です。
ついに念願かなって、秋の一般公開中（１０月３０日～１１月５日）に行ってきました。



御所の前庭や御所内の広場では、出店も出て御所限定のお菓子も販売されていますよ。

期待を裏切らず、贅を尽した門や御所の建物は、日本の伝統を再確認させられる素晴らしいものでした。



でも何より感動したのが、建物の周囲、庭園のいたるところに植えられている松の美しさです。
輝くように美しい緑の中に、赤く紅葉した葉が浮き立つようは、まるで日本画を見るようです。
目の前いっぱいに広がる紅葉の景色もいいけれど、
こんな秋の景色は初めてで、緋色の葉色が心にしみました。





庭園も松を中心に作庭されて、重厚で自然の力が満ちています。
松は神のよりしろと言われ、大変縁起の良い木です。
長きにわたって皇室が繁栄したのは、松のパワーのお蔭もあるかもしれませんね。
また、松は１年中美しい緑の葉を茂らせるので、若さ・不老長寿の象徴とされています。

紅葉狩りに出かけた際は、寄らば大樹の影ではなく　、寄らば松の木の影で、
アンチエイジングのパワーを吸収するというのは、いかがでしょうか？

・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/