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vol.13 医香同源 花の漢方茶 フロム香港





明けましておめでとうございます。
穏やかなお正月を迎えられ、もういつもの生活に戻られた頃でしょうか?
2015年も 美人花壇 花のエッセンスのコラムをよろしくお願いいたします。
毎年、フラワーショップで慌ただしい年末を過ごしていましたが、
昨年2月で閉店して、こんなのんびりした年末年始はひさしぶり。
今年の新年は香港で迎えました。
ビクトリアハーバーで、カウントダウンとともに100万ドル夜景を背景に花火が打ち上げられ、気分はまさに、ハッピーニューイヤー!
でも、香港は旧正月で新年をお祝いする習慣なので、お休みは元旦だけ。
お店も通常通りです。

旅行のお土産さがしも、旅の楽しみのひとつ。
中国系のデパート裕華國貨でお花の漢方茶を見つけました。
菊とバラの蕾のお茶です。
花は開花するためにとても多くの力、つまり栄養を必要とします。
ということは、蕾には開花のためのあらゆる栄養素が詰まっていることになりますね。



胎菊王
菊の蕾のお茶です。
菊の花のお茶、菊花茶は日本でもときどき目にします。
花のお茶ということで飲んでみたことがありますが、
ちょっと飲みにくく、草木のにおいに慣れた私でも美味しく感じられませんでした。
胎菊王は蕾なので、味はとてもまろやかです。
多少苦味というか、菊独特の味がします。
菊のおひたしの味を食べたことのある方はすぐわかると思います。



お湯を注ぐと少し花が開いてきて、とてもきれい。
お茶に色はやさしい黄色になります。
胎菊王の効用は目にいいこと。
スマホやテレビの画面に疲れたら、ほっと一服、いい感じです。
リラックス効果もあり、小休止にはピッタリ。
また殺菌効果もあって、インフルエンザ対策にこのお茶でうがいをするのも、
おススメらしいですよ!



玫塊花
バラの仲間のハマナスの蕾のお茶で、
これは、裕華國貨の漢方売り場のおばちゃん(失礼)一押しです。
ハマナスは現代の多くのバラの元になっているバラの原種のひとつです。
日本では、北海道や鳥取県などにハマナスの名所があります。
ヨーロッパでは、バラのハーブティーはよく見かけますが、
こちらは同じバラの原種でもガリカ・ローズやケンティフォリア・ローズなどが多いようです。



香りも味も、いつものバラのハーブティより柔らかい感じ。
この手の味が苦手な方にも、楽しんでいただけそう。
効用はさすがおばちゃんの一押しだけあって、女性特有の症状に効きます。
生理不順や生理前の不快な症状に効果があるようですよ。
またバラの花びらはビタミンCが豊富なので、美肌効果もあります。
お茶の入れ方は、胎菊王も玫塊花もポットに蕾をいれて、熱湯を注ぎ、
一度その湯を捨てて、新たに熱いお湯を注ぎます。2.3分待ってから、
カップに入れて召し上がってください。
はちみつを加えても美味しそうですね。



私はハイビスカス・ローズヒップティに玫塊花を浮かべて、
鉄板の美肌ハーブティで、北風にカサカサのお肌をケアしながら、
旅の疲れを癒します。




・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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