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vol.16 春の到来を告げる“クリスマスローズ”





花屋さんをのぞいたら、カラフルな春の花の中に埋もれた、
クリスマスローズをみつけました。
力いっぱい咲く春の花たちを引き立てているようで、
むしろその自然な姿が愛らしい。



クリスマスローズはご覧通り、バラの仲間ではありません。
キンポウゲ科の植物で、毎年花を咲かせる宿根草です。
最近は切り花も多いですが、もともと園芸用として人気の高い花です。




鉢植えで育てても、花壇などに地植えにしてもよく、
とても育てやすい植物と言えます。
一重や八重咲きなど種類が豊富で、ついつい新しい品種を見つけるとほしくなってしまいます。
病気や虫の心配も少なく、初心者でもうまく育てることができるとても
うれしい花です。
冬の間も濃い緑の葉は残っています。
春が近づく頃に、葉の間から小さな花芽が出て、少しずつ上がってくる様子は、
植物の生命力を強く感じて、春という季節がダイレクトに伝わってくるようです。
初心者にも簡単に育てられる半面、マニアの方も多いのがこのクリスマスローズの特徴。
違う品種との交配も楽しめるようで、なかなか奥の深い植物です。
特に、樋口交配とよばれる大森プランツさんの育種家樋口則夫さんが交配したクリスマスローズはマニアの方たちの中ではすごい人気があります。
一鉢一鉢オリジナルで、花形がすべて異なり、またその姿が美しい。
コピスガーデン ネットショップ
http://www.coppicegarden.com/213.html

切り花のクリスマスローズは水さがりがしやすい花です。
でもきちんと水が上がっていれば、ほんとうに長く楽しむことができます。
切り花として活けるときは深めの花瓶にたっぷりお水を入れて。
それでも花の顔がうつむいて元気がなくなってしまったら、
冷たい水はやめて、温めのお風呂の温度くらいの水温の水に入れ替えてあげましょう。
水温が上がると水の粒子が細かくなって、水上がりがよくなります。

色々な楽しみ方ができるクリスマスローズ。
すこし地味なお花ですが、とてもかわいいですよ。




・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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