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vol.24 リヨンのローズフェスティバル3


リヨンローズフェスティバル&世界バラ会会議
リヨン市内のローズフェスティバルに並行して、
世界バラ会連合世界大会が5月26日から6月4日まで、
リヨン国際会議場で行われました。
世界バラ会連合(World Federation of Rose Societies)とは、ロンドンに本拠地を置き、世界37カ国のバラ会が加盟する国際的なバラ会連合です。
私が会員になっているフランスオールドローズ協会も主催者の一団体として、
今年の世界大会を支えました。
私も参加して、微力ながらお手伝いしてきました。
3年に一度このような世界大会が行われ、世界中で愛されている名花という基準で殿堂入りのバラを選出します。
2006年には大阪で開催され、その時の殿堂入りのバラは「ピエール・ドゥ・ロンサール」と「エリナ」が選ばれています。



今年の殿堂入りのバラは「カクテル」でした。
http://flower.town-web.net/n7030/r101101.html
国際会議場の隣に位置するテット・ドール公園のモダンローズのバラ園の中に、
殿堂入りの候補になったバラが植えられ、会議の会期中に世界バラ会連合の
審査委員の方たちが審査しました。
「カクテル」は1957年フランスのメイアン社の作出です。
その年に亡くなった世界的な女優のロミー・シュナイダーに贈られたバラです。
このカクテルは丈夫で、一重の赤い花が印象的なので、日本のお庭でもよく見かけることができます。
また、世界バラ会会議が行われた週末、このテット・ドール公園では、ローズフェスティバルの一環として、リヨンやバラに関連するテントが作られ、多くの来場者を集めました。




このテントは私が所属する「フランス オールドローズ協会」のテントです。
協会の会員の方のお庭から摘んできたオールドローズが並びます。
みなさん手に取り、すばらしい香りを楽しんでいました。



東日本大震災のために、このオールドローズ協会から贈られたKIZUNAのバラ。
http://www.charity-rose-kizuna.com/
パンフレットを作って、活動の宣伝をさせてもらいました。



私はこんなバラの折り紙をテントで折って、来場者にプレゼント。
とても好評でした!
そんな中、バラの折り紙を折って、子供に手渡すと2ユーロくれました。
「これは無料で差し上げてるのよ」というと、「これは被災地の人へ寄付です」と!
うれしいですね!
そして、もうひとつ別のテントのお手伝いもしてきました。



生け花やフラワーデザインを紹介するテントです。




私はガーデンローズを使って、こんなアレンジを作らせていただきました。
夏のような日差しの中、多くの方が来場されバラの催しを楽しんでいました。



こんな中世のコスチュームの人が現れたり、
バラとリヨンの文化を楽しんだ2日間でした。



・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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