vol.31 進化した花束


秋も深まって、花の展覧会が多く開催されています。
その中でも、少し変わった花束のコンペティションがありました。
主催はプロのお花屋さんたちが仕入れに行く花市場。
ということは、技術に自信ありの花のプロがその腕を競い合いました。
ミッションは11月22日の「いい夫婦の日」に贈る花束。
さすがにプロの作品、いい意味でこれが花束?と、唸らせてくれます。
ではでは、どんな作品か、いくつかご紹介しましょう。



それぞれテーマの花が決まっていて、
いかに、テーマの花を生かすかもポイントになります。
この作品のテーマの花はダリアです。
いい夫婦の日ということで、赤のハートがあしらわれています。
この赤が紫のダリアを引き立てて、大人っぽい雰囲気を演出しています。



ナチュラルなローズブーケ。
秋のイメージで素敵です。
たくさんの種類の花がはいっていて、
花の名前をあてるだけでも楽しそう。



白の大輪のユリ、カサブランカ。
モダンでアーティスティックな作品です。



和の花束。
簾のように使われているのは、トクサという植物。
痛んだ花を変えて、花瓶にようにして長く楽しめそうです。



さわやかな白とグリーンの花束。
バラの名前は「ピース オブ マイハート」
ハートのかけらという意味、いい夫婦の日にピッタリ。



やはり、女性には赤いバラ。
花束の中にメルヘンのような世界が広がります。
今にも中から、妖精が顔をのぞかせてきそう。



長い茎の花は「ホトトギス」
秋の代表的な野草です。
花にある斑点が野鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることから、
この名がついたとか。



この作品は、まるで秋の風景をそのまま切り取ったよう。
お部屋にいても、秋を感じさせてくれます。



和のテイストを生かした個性的な花束。
一体どういう作りになっているんでしょうか!



シックな花束。
まるで年を重ねた素敵な夫婦のようです。

今まで花束といえば、くずして花瓶にいけ変えるのが当たり前。
でもこんな芸術的な花束だったら、
そのまま花瓶へ。

こんな花束、どうやって注文すればいいの?って思っていませんか?
それは、日頃から自分のセンスに合った花屋さんを見つけておくことが大切です。
花屋さんに行ったら、好きな花を選んだり、全体のイメージを伝えたり、、、。
贈る相手の方のことを説明してもいいですね。
とにかく花屋さんが花束を作るインスピレーションや制作の糸口を与えてあげること。

自分の好みを伝えたうえで、
そのまま飾れるように素敵にアレンジしてくださいってお願いすればOK。
そしてもう一つ忘れてはいけないことは、できるだけ事前に注文をすること。

世界にたったひとつの花束。
贈っても、贈られても、ロマンティックな気分にさせてくれます。




・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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