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vol.32 12月のパリを想う
同時多発テロが起こり、厳戒態勢のパリ。
凍えるような美しいイルミネーションが今年の冬も輝いているのかしら。
ちょっと心配になります。
遠いかの都を想いつつ、以前訪れた12月のパリのようすをご紹介しましょう。

いつもならば、広場にはクリスマスツリー用のもみの木が売られている頃です。
花屋さんの店先では、春の花と一緒に並べられて、
パリの冬を彩っています。




朝市の花屋さんでも。
街はどこもノエルの準備で、いつもと違った雰囲気が漂います。


食いしん坊のパリの人たちは、12月に入るとクリスマスには何を食べるかが、
主な話題になるとか。
フランスでは日本と逆で、クリスマスは家族と、大みそかは友達と過ごすのが一般的のようです。
大切な家族と美味しいものを食べる、
フランス人だけでなく、誰にとっても何にも変えがたい幸せな時間ですね。

パリの冬は暗くて寒い。
歩いて、世界遺産の美しい街並みを堪能したいとは思うんですが、つい地下鉄へ。
汚くて、あまり評判のよくないパリのメトロですが、
乗り換え用の通路には、大道芸人ならぬ、メトロ芸人がストリートライブを。
時にはとてもレベルの高いライブに遭遇できて、さすが芸術の都です。
慌ただしくないのが旅のいいところ。
しばし足を止めて聞き入ります。

地上にでれば、パン屋でタルト オ ポンムを発見。
まだ、暖かくって美味しい!
パリジェンヌを気取って、タルトを片手に、街の散策をふたたび開始です。
テロ後のパリ。
少しずつ、平常に戻りつつあると聞きますが、
一日でも早く、こんなたわいもない平和な日常が帰ってくることを願っています。
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