vol.39 春の京都


今年も桜の季節に京都を訪ねる機会に恵まれました。



木屋町通り沿いの高瀬川の桜。
京都の町並みの中の桜の風情は、また別格です。
関西地方の桜はソメイヨシノもありますが、
しだれ桜など、とても種類が豊富。

そのせいか、桜を愛でる時期が長いように感じられます。
この季節、桜の通り抜けで有名な大阪造幣局では、
約130種類もの桜を観賞することができるそうです。
京都でも、昨年訪れた仁和寺の御室桜、山桜、しだれ桜など、
色々な桜を楽しむことができます。
大原や鞍馬など、山あいにも桜の名所があるのも、
桜の季節が長い理由ですね。
桜を愛でた後は、ぶらぶら京都の街歩きを楽しみました。
私が一番好きな通りは、三条通。
古い京都とモダンな京都が融合したおしゃれな通りです。
まずは祇園白川巽橋あたりで、京都らしい町並みに映る桜を楽しんで、
三条京阪駅の方へ向かい三条通を目指します。



忘れてはいけません、春のもう一つの楽しみ、竹の子です。

この時期、京都の食べ物屋さんの献立には筍料理が並びます。
京都は味覚でも春を堪能させてくれます。
三条通に入り、寺町通りとの交差点近く、京都産筍専門の「とり市」。
京都産のみの竹の子のこだわり、すべてその日の朝掘りです。
質量ともにすばらしいお店です。



ずらり、最高級の竹の子が並びます。
私はその中で収穫の時少し傷がついてしまった家庭用のお得なものを購入。
早速帰ったら、すぐに糠といっしょに下ゆでしなければ。
竹の子は小さいものより、ある程度大きいもののほうが美味しいとか。
がんばって持って帰ります!
がんばれない人には配送もしてくれますし、下ゆでが済んだ筍もありますよ。
とり市:http://www.toriichi.com/

お気に入りの三条通を進みます。



あぶらとり紙で有名な「よーじや」さん。

あぶらとり紙だけでなく、スキンケアや、化粧品など、
コスメティック関連グッズがいっぱい。
天然素材にこだわった商品、自分へのご褒美にもグッドです。
よーじや:http://www.yojiya.co.jp/



にほい袋専門店の「石黒香舗」。
かわいいにほい袋が町屋の店先のウインドウに並んでいます。
お土産にいいですね。
石黒香舗:http://www.ishiguro-kouho.com/



俳優の高倉健さんも、京都にいらしたときはかならず寄られたという、
有名コーヒー店、「イノダコーヒ」。
京都市内に何軒か店舗がありますが、
やはりここの大きな丸いカウンターテーブルがくつろげます。
イノダコーヒ:http://www.inoda-coffee.co.jp/



京都文化博物館別館。
煉瓦作りの重厚な建物。旧日本銀行京都支店で、重要文化財に指定されています。
明治39年、竣工です。



館内は無料で公開されています。
入口を入るとすぐにかつての窓口が。
歴史を感じます。



手作りの雑貨が並ぶ、かわいいショップもあります。
中庭はカフェに。



そして、有名な伊右衛門サロン。
ランチもディナーだけでなく、朝食もいただけます。
伊右衛門サロン京都:http://iyemonsalon.jp/menu/morning.html
のんびりと三条通を歩いてきましたが、そろそろお疲れです。



私の終点はちらし寿司で有名な「すし善」。

京都に来た時はかならずこちらでランチを。
穴子ちらし 1300円
ちらし   1100円
漆の器の中の具がまったく見えないほど、
錦糸卵が上にのっています。
あぁー、がんばって歩いた甲斐があります。
新しい京都と伝統的な京都が楽しめる三条通、いかがでしたか?
買い物もお茶も、そしてお食事も。
1本道なので、地図を見ないでぶらぶら街歩きが楽しめます。
ランチを済ました私はまっすぐ帰宅の途に。
重い竹の子を持ち帰って、すぐに下ゆでです。
そして、筍多めの竹の子ごはんに。
私史上最高の竹の子ごはんでした。





・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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