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vol.43 チャリティーローズKIZUNAの植樹式
バラの話題が続いていますが、今回もバラがテーマです。
Vol.17,Vol.42でご紹介したチャリティーローズKIZUNA。
東日本大震災の被災地である福島県いわき市にKIZUNAを植樹してきました。
場所は“あかいの森”
震災の直後、県外からのボランティアの方たちの宿泊や活動の拠点となった場所です。

広いガーデンにはバラやたくさんの植物が、
無農薬で育てられています。
梅の木もあり、ちょうど果実の収穫の季節、一袋500円で販売されました。

ガーデンの脇にはハウスもあり、ここでも無農薬でレモンが栽培され、
地元のイタリアンレストランのシェフが、レモンのリキュール“リモンチェロ”を作るために買いにいらっしゃるとか。
ここのレモンで手作りなら、きっと美味しいだろな、うーん飲んでみたい!

復興のボランティアの活動拠点として出発した“あかいの森”は、
衣食住をテーマとして、多くに人が集う場所へとその目的が変わってきました。
人の繋がりを大切にする”あかいの森“のコンセプトは、
まさにKIZUNAの考えと同じ、いわきの人たちのサポートで、
トントン拍子にKIZUNAの苗の植樹へと事が運びました。

ガーデンの中にはすでにKIZUNA用の花壇が。

もう花が咲き始めたKIZUNAの苗を植えます。

今回はKIZUNAとともに、KIZUNAの親にあたるヴェルシーニとその親のグラハムトーマスもいっしょに植樹しました。
KIZUNAを応援してくれているいわきの方たちとみんなで植えていきます。

KIZUNAの祖先のノイバラも植木鉢に植えて、
KIZUNAファミリーの花壇ができました。

植樹式の後は、“あかいの森”のピザ窯を使って、
参加者の方たちとピザのランチです。

ピザ生地をのばして、みんなでピザ作りです。

ガーデンの中心の大きなテントで、全員でいただきました。
5年前には考えられなかった穏やかで楽しい時間が過ぎていきます。
みんな笑いながら、食べたり、話したり。
たわいもない話が続く中、ちょっとした言葉の向こうに、
いわきの方たちの震災後の苦労が感じられます。
こうして被災地を訪れる機会にいつも思うのが、10人の方のお話を伺えば、
10通りのご苦労があったこと。
一口に震災は語れないと感じました。
特に福島は、地震の揺れ、津波、原発とあらゆる被害を被ったところです。
それを乗り越えてきたみなさんの笑顔がほんとうにまぶしく見えました。

昨年、KIZUNAの苗を贈った“コリーナ”さんにも伺いました。
ジャスト、満開のバラが出迎えてくれました。

KIZUNAは花壇に植えられて、まだ丈が低いけれど、かわいい花を咲かせていました。
“コリーナ”さんは、イタリア様式の素敵な建物の中に結婚式場、教会、レストラン、ショップなどがあります。
もちろんバラの季節は、ガーデンを見るだけに訪れる方もたくさんいらっしゃいます。

ヨーロッパ風の建物を背景に、バラが美しく咲き誇っています。

圧巻のミニバラのアーチ。
すごい迫力です。
バラの香りもむせるよう!夢のようなひとときです。

迷路のように建物の間をそぞろ歩き、どこを見てもバラが美しい!
このガーデンを管理している方のお宅にも寄ってきました。

庭には数えきれないほどのバラの苗が、発泡スチロールに植えられて、
“コリーナ”さんのガーデンのために待機していました。
やはり、すばらしいガーデンを保つには、裏方は想像以上にたいへんなんですね。
バラの育て方の講義も楽しく、大変勉強になりました!
KIZUNAというバラが、こんなにも人々との繋がりを紡いでくれるとは、
正直、5年前には思っていませんでした。
人と直接会って、話をしてはじめてわかることがいっぱいあることを知りました。
一方通行の絆なんて、世の中にはないんだなって、改めて強く感じた今回のいわき訪問でした。
あかいの森
http://akainomori.jp/
コリーナ
http://www.collina-bridal.jp/
NPO法人日仏チャリティーローズ絆
http://www.charity-rose-kizuna.com/
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