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vol.46 シンガポール ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ


シンガポールの観光名所マリーナ・ベイ。
この地区にオープンした広大な植物園がかなり楽しいらしいということで、
早めの夏休みをとって、行ってきました!



この植物園のあるガーデン、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
とにかく大きい!
でも、現在公開されているのは「ベイ・サウス」のみ。
最終的には「ベイ・サウス」「イースト・ベイ」「ベイ・セントラル」の3つエリアで構成される巨大ガーデンになる予定です。
「ベイ・サウス」のみと言っても1日で回りきれないくらいの広さです。
園内に入ると大きな池があり、遠くに人工ツリーのスカイウェイが見えます。
期待が高まります!



公園の中に入るのは、無料ですが、
今回、ぜひ訪ねてみたい植物園「フラワー・ドーム」と「クラウド・フォレスト」に入るには、大人ひとり28ドルが必要です。
ガーデン内は広いので、カートに乗って出発です。
カート代は別に3ドルでした。



「フラワー・ドーム」と「クラウド・フォレスト」は後楽園ドームが2つ連なったようなガラス張りの巨大な温室、と言っても、中は暑いわけではりません。中の植物に合わせて温度調節がされています。むしろ涼しく、外から入るとホッと一息、気持ちがいい。
まずは、「フラワー・ドーム」に入ります。
入口を入ると、迎えてくれたのは、サボテンです。
大きなサボテンの下には、日本でもおなじみの多肉植物も。
一気にここがシンガポールであることを忘れてしまいます。
前方には、アフリカに生えているバオバブの木が。
何ともユニークな姿。思わずニッコリしたくなります。



樹齢千年以上のオリーブの木。
木肌は人の顔のよう、時の流れが刻まれています。



樹齢千年以上でも、花をたくさん咲かせていました。
オリーブの生命力のすばらしさを感じました。



ドームの中央には大きなヤシの木と、木で作ったヤギが。
なかなか、雰囲気を盛り上げてくれます。



ゼラニューム、クレマチスなど、私たちの身近な花もいっぱい。
5大陸すべて植物が「フラワー・ドーム」の中で生育していますが、
どのような温度管理をしているのか、つい余計なことが頭をもたげてきます。
ここでは難しいことを考えず、とにかくこの不思議を楽しみましょう。



「フラワー・ドーム」を出ると、お土産用のショップがあります。
植物に関連した本や図鑑も豊富。中には世界の植物のぬり絵もありました。
お花のぬり絵は世界的にブームのようです。



さて、次は「クラウド・フォレスト」へ。
いきなり高さ35メートルの滝が目の前に。
気持ちのいいミストが身体中を覆います。

空気は「フラワー・ドーム」に比べて、さらにひんやり、肌寒いくらいです。
滝が流れ落ちる山の頂上は標高2000メートルの設定に。
さあ、山を登っていきましょう。でも、ご安心を。
エレベーターが頂上へと運んでくれます。
途中、山の中腹の張り出したベランダから、滝の流れ落ちるようすも間近かに見ることができます。



山の周りは「クラウド・ウォーク」と呼ばれる散策用の橋がめぐらされていて、自由にウォーキングすることができます。



上からの眺めはまるでジャングルにいるよう!
探検隊になった気分です。



ドームを後にして、いよいよ「スカイウェイ」へ。
高さ25メートルから50メートルの人工の木「スーパーツリー」が12本も並んでいます。
まるでジブリの世界。
世界を飛び越え、空想の世界に足を踏み入れたようです。
左手に見えるガラスの建物が、「クラウド・フォレスト」です。
うっすらと山が透けて見えます。



この「スーパーツリー」の外側はランをはじめとした色とりどりの花やグリーンの蔦が捲きついて、本物の木のようにしつらえてあります。



「スカイツリー」の間を吊り橋のように「スカイウェイ」が吊られています。
空中回廊といった趣です。
「スカイウェイ」入場料は大人5ドル。
毎回入場人数を制限されて、エスカレーターで上へ昇ります。
ハイシーズンは行列も。



「スカイウェイ」の上は、もう別世界です!
植物園全体を見渡せるほか、シンガポールの中心部も一望。
すばらしい眺めを満喫できます。
「スカイウェイ」は吊り橋のように「スカイツリー」から吊るしてあるので、
歩くとゆらゆら揺れ、その上足元から地上が見えるようになっていて、
スリル満点。
ずーと眺めを楽しんでいたいところですが、
1グループ15分に制限されています。

いかがでしたか?ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。
私が考えるガーデン、植物園は、その土地の植物を現地に行って見るというイメージでしたが、もはや、一か所で世界中の植物を観察してしまうという、まったく新しいコンセプトです。
日本人にとって、花や木は季節の訪れを告げ、うつろいとともに楽しむものですが、
四季のないシンガポールでは、植物への感じ方も違っているようです。
というより、たとえば桜の開花を一カ月以上前から辛抱強く待つ時代ではないのかもしれません。
そう考えると少し複雑な気分ですが、
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは文句なく十分楽しめる植物のワンダーランドでした!

ガーデン・バイ・ザ・ベイ
日本語ホームページ
http://www.gardensbythebay.com.sg/en/plan-your-visit/information-guides/japanese.html





・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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