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vol.48 9月15日は中秋の名月!


旧暦の8月15日が中秋の名月。
今年は9月15日です。



毎年、この季節に売りだされる季節限定の月餅。
中国では中秋節といい、一家揃って月見をして、
秋の豊作をお祈りする大切な行事だそうです。
また中秋節の頃にお世話になった方たちへ月餅を贈る習慣があり、
日本のお歳暮、お中元のような感じでしょうか。
この頃になると町には、いろいろな月餅が売られ、人々の関心を誘います。
香港では、チョコレート入りの月餅や、あの有名なクラッシックホテルの
ペニンシュラでも、贈答用の月餅がショップに並びます。

もちろん横浜中華街でも、もう中秋節の月餅が売られていました。
私が毎年楽しみにしているのが、萬珍楼の蛋黄大月餅。



餡は蓮の実、真ん中に月に見立てたアヒルの塩卵の黄身が入っています。
蓮の実の餡の甘さに、卵の黄身の塩けがアクセントになって、美味しい!
周りの月餅の皮は柔らかく、濃厚な餡と黄身にとろけるようです。
横浜中華街では、この伝統的な中秋節の月餅のほかにも、いろいろなオリジナルな中秋節の月餅があります。
どれも、期間限定で売り切れたらおしまい。
日本古来のお団子に加えて、今年はぜひ中国式の月餅もご賞味あれ!

食べ物のお話が先になってしまいましたが、
お月見には秋の花が欠かせません。
十五夜といえば、ススキ、
秋の七草も有名です。
秋の花を色々取り混ぜて飾るのも、季節感がでて素敵ですが、
旬の花を一種、花瓶に入れて楽しむのもいいですよ!



秋といえば、この花、ワレモコウ。
派手さのない地味な花ですが、この季節にはかならず飾るというファンも多い、
人気のある花です。
籠の中にガラスの花瓶をセットして、
ワレモコウ10本、ザックと入れました。
楚々としているので、和のインテリアにも、洋のお部屋にも。
この花を愛でないうちは冬は迎えられない、
そんな気持ちさせるワレモコウ。

乾燥しているような花ですが、お水をたくさん吸います。
花瓶の水に注意してくださいね。
ドライフラワーにもなりますが、
日にちがたつと、種が落ちてきますので、早めに干した方がいいようです。
まだまだ暑いですが、空はもう秋の空。
私は一足お先に、ワレモコウを愛でながら、月餅に下鼓です。


横浜中華街
http://www.chinatown.or.jp/guide/mooncake/





・森 美保【オフィシャルサイト】

http://www.arrierecourune.com/




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