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第26回リキュールの造り方

ここでリキュールの造り方を説明しましょう。

=リキュールの基本となる原材料=
①ベースとする酒類
②特徴となる芳香性原料
③味わいをまとめる糖類
④その他着色料

=ベースになる酒類=
スピリッツ、ブランデー、ウイスキーなどの蒸留酒

=芳香抽出方法の違い=
①ベースとなる酒といっしょに蒸留する蒸留法(主にキュラソー)
②ベースとなる酒類に浸漬する冷浸漬法(カシス)
③原料を温水に漬け込み、さらにベースとなる酒類を加えて浸漬する温浸漬法(カンパリ)
④熱湯を循環して抽出するパーコレーション法(コーヒーリキュール)

=リキュールの種類=
①香草、薬草系
シャルトリューズ、ベネディクティンなど修道院で造られるもの
ベルモット、カンパリ、スーズ、ウンダーベルク、パスティス、チナール、桂花陳酒

②果実系
クレーム・ド・カシス、キュラソー、ピーチブランデー、バナナやココナッツリキュール、マラスキーノ、リモンチェッロ、ディタ、杏露酒、梅酒

③ビーンズ、ナッツ系
アマレット、カルーア(コーヒーリキュール)、フランジェリコ、モーツァルト・チョコレート

④特殊(乳化)系
ドランブイ・クリーム、ベイリーズ・アイリッシュ・クリーム、ティフィン

それぞれが持つ香りや味わいの特性を楽しんでみましょう。





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