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vol.6 休養が仕事?知ろう鬱のこと

「欝」この漢字が読めますか?


そうです。「うつ」です。

こんなに難しい漢字なのに、もう誰でも知っているような病気です。

欝病は、近年、確実に増加しています。欝病で苦しんでいる人がたくさんいるのです。


そもそも、欝病とは、気分障害の一種であり、抑うつ気分や不安・焦燥、食欲低下、不眠などを特徴とする精神疾患です。


まず出てくるのは、こころの症状です。悲しい・希望がもてない・不安といったような憂うつ感といった感情面での症状や、趣味に興味がなくなったり、何をするにも面倒くさくなったりする、興味や関心の低下などの、意欲面での症状です。

そして、身体の症状も出てきます。不眠・食欲低下・全身のだるさ・性欲の低下など、症状は様々です。


心も身体もどちらもつらい状態で、上記の一例を挙げただけで、欝病の患者さんが、どれだけ苦しんでいるかが分かります。中には働くことも困難で、社会全体のお荷物・迷惑でしかないとさえ感じる患者さんもいます。


ですが、欝病は治療すれば、きっと治ります。脳内では、セロトニンやアドレナリンの不足が想定されているため、脳内に不足している脳内物質(ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなど)の分泌を促進させる薬物治療を行います。風邪を引いたら風邪薬を飲むように、欝病もお薬で治療を行うのです。


そして、同じくらい重要なのが「休養」です。欝病の患者さんは、他の人は頑張っているのに・・・と休むことを拒んだり、躊躇ったりすることが多いようです。ですが、「休養する事が仕事であり治療」くらいの気持ちでいていいのだと思います。

そして、自己判断でお薬を止めたりせず、ゆっくり地道に治していけたらいいですね。


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