第12回 化粧品広告

化粧品メーカーの撮影です。モデルは『いしのようこさん』、コスメの撮影は繊細です。アイシャドー、チーク、リップの色を忠実に発色させるのが基本になってきます。見た目と写真では相当発色がちがってきます。例えばアイシャドー、ベージュを乗せたとしてもモニターではピンクに発色したり、キレイなパープルをふんわり乗せたつもりでも昭和初期のニオイがプンプンカラーに!!イメージですが想像つきますよね~。イヤになりますよ、ホントに。ご自分ではナチュラルに乗せたつもりでも他人から見た場合、スゴい事になってるかもですよ・・・(笑)。1日最低3回は鏡前でチェックしましょう、明るいところでね!


(ヘア1本1本まで繊細に)


話がずいぶんとそれましたがコスメ撮影は気の抜く暇がないほどピリピリです。通常、雑誌では1カット10分程度ですが、広告の場合は惜しみなく時間を使います。なかにはノーメイクのスキンケアのプロセスカットがあります。ノーメイクと言ってもノーメイクに見えるメイクを施していきます。透明感が命ですのでファンデ前のコントロールカラー使いで演出していきます。赤みの強い肌にはグリーン系のコントロールカラーを使ったり・・・などなど。肌の色見が整ったところでファデを極薄塗り、続いてルースパウダー3色使いで立体的に仕上げて出来上がり。いしのさんは元から透明感肌をお持ちですの大助かりです。本日の撮影も当初の終了時間より3時間オーバーです。おつかれさまでした。



(ノーメイクに見えるメイク)

(陶器肌のパーフェクトいしのさん)



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