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健康診断で「腹周囲」を測定するようになり、約288万人がメタボリックシンドロームと診断されました。しかし、健診を受けた人は3人に1人で潜在的には治療が必要な人はもっと多いと考えられています。

日常的に体重に気を配っている人は多いのですが、ウエスト周りを気にして測定する人はそう多くはないのでは。決定的な症状が現れるまでに時間がかかる疾患なだけに、食生活や運動を常に心がけるのは難しいですよね。

マンゴージンジャーがメタボ対策に効果が期待できるとして注目されています。マンゴージンジャーはインドで栽培されているショウガ科の香辛野菜です。根の部分にマンゴーのような芳香があり、しょうがの風味があることからこの名前が付けられました。インドでは香味野菜やピクルスとして食べられています。

丸善製薬ではマンゴージンジャーの乾燥エキスを摂取することで得られるダイエット効果を研究しています。日本人の成人男女でBMI（Body Mass Index：体重kg/身長m×身長m）が23～29の人を対象に食事制限に加えマンゴージンジャーを摂取したグループとしていないグループの8週間の体重変化を観察しました。

その結果、マンゴージンジャーを摂取したグループで摂取していないグループと比較して約12％内臓脂肪の面積が減少していることが確認されました。同社が行ったラットでの実験では体重上昇と血糖値上昇抑制効果と脂肪分解促進効果が確認されています。

マンゴージンジャーは成分としての安定性も確認されており、ダイエット食品への応用が期待できます。ダイエットには食事制限や運動が重要ですが、有効な機能性食品を効果的に摂取することでより確実な成果を得ることができます。

マンゴージンジャーはまだ研究段階の素材ですが、早期に商品化されることが期待されます。

外部リンク

丸善製薬株式会社　マンゴージンジャー