2012-02-14 09:00
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大震災は「宝くじに当たった」ようなもの?利権に目がくらんだ不謹慎発言

震災は「宝くじの当選」のようなもの!?
2月12日、日刊サイゾーに目を疑うような記事が掲載された。“「受注金額は言い値で決まる!?」東日本大震災の復興利権に群がるゼネコンの"焼け太り"”である。この記事を見た誰もが、その冒頭の一文に怒りをあらわにすることだろう。これだ……
「絶対に表じゃ言えないけど大震災は宝くじに当たったようなもの。被災者には悪いけどガッツポーズしたい気分」
(Photo:宝くじ By タカハシケンタロウ)
バブルに喜ぶゼネコン業者たち
というのも、放射線の除染作業を大規模に引き受けた大手ゼネコンとその下請け業者は、リスクの高い仕事がゆえに通常の3~4割増の見積もりが出せる状況であるという。専門家の意見では、今後長期に渡る作業であるだけにこの事業が終わるまでに軽く見積もっても30兆円以上の総売上が見込めるのだそうだ。
特に美味しい思いをするのが、作業を下請け業者に丸投げするゼネコンであり、割増した金額について折半となるためまさに「バブル」状況だという。
「危険な作業だから」と上乗せした部分を「危険な作業をしない」にもかかわらず受け取るのおかしいのではないだろうか?

中には厳しい状況に立たされている人たちも?
しかしながら、この業界の中には厳しい状況に立たされている人たちもいる。東北地方以外の中小建設業者がそうだ。大手と違って遠くまで出向いて復興需要にありつく余裕がないにもかかわらず、需要にともなう費用高騰のあおりは受けるという。
震災以前にも公共事業の激減などを理由に経営が厳しくなっていた業者が多いが、この費用高騰は致命的な打撃となりかねないのだそうだ。

震災ついて改めて考えなおそう!
今回の震災で直接被害にあわれた被災者の方々はもちろん、間接的に厳しい状況に立たされている人たちのことを考えると「宝くじにあたった」なんて誰がいえるだろうか?このような考えをもって「復興」にのぞんでいる人たちに利益が流れ込む仕組みを考え直す必要があるだろう。

編集部 鈴木真美
外部リンク
「受注金額は言い値で決まる!?」東日本大震災の復興利権に群がるゼネコンの"焼け太り"
http://www.cyzo.com/2012/02/post_9850.html
被災地に群がるゼネコン「復旧狂騒曲」の光と影
http://diamond.jp/articles/-/15784
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