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2014-02-28 18:00

食・ヘルス(健康)

【日本イーライリリー プレスセミナー】骨で人生は変わる!忍び寄る“骨粗鬆症”の恐怖とその治療最前線

骨粗鬆症
2014年2月6日、60代女性の3人にひとり、70代では2人にひとりがなるといわれている“骨粗鬆症”の治療に関して、専門医が講演するプレスセミナーが都内でおこなわれました。

意外に知られていない“身近に潜む病”骨粗鬆症、そのリスクとは?
世界でも類を見ない高齢化社会に突入している日本。若者1人が抱える要介護者数が増えていく中、実は骨粗鬆症が、その負担を増大させる要因のひとつだというのです。

骨粗鬆症とは一体どんな病気なのか。意外と知られていない骨粗鬆症について、その症状と影響、治療法を、医療法人社団 綾和会 浜松南病院にて、整形外科・リハビリテーション科の副部長を務める梅原慶太先生に解説していただきました。梅原先生は、「病気だから、治療して治すことができる、その認識を広めることが大切」と話します。

「骨粗鬆症とは、骨がすかすかになり、骨折のリスクが高くなる病気のこと。加齢に加え、閉経、偏った食生活や運動不足などのさまざまな要因により発症するといわれています。怖いのは、自覚症状がないまま進行してしまうと、日常のふとした動作で簡単に骨折してしまうこと。ある日突然、何の前触れもなく、手をついて起き上がろうとしたり、軽く咳込んだだけで骨が折れてしまうこともあるのです。」

骨粗鬆症によって骨折する部位は、手首、背中や腰、足のつけ根など様々。さらに、圧迫骨折といって、連鎖反応のように次々と骨折していくということもあり、歩けなくなったり、寝たきりの生活が始まるといったリスクにもつながります。

「介護が必要となる原因の第1位は脳血管疾患(脳卒中)ですが、骨折や転倒、関節疾患など、骨粗鬆症と関連のある原因も注意が必要です。それまで元気に過ごしていた人が骨折を繰り返し、歩くのもままならなくなったことで、家族の在り方が一変したケースもあります。だからこそ、一度骨折したらすぐに治療に取り組み、骨折の連鎖を断ち切ることが大切です。」

【模型を使ってわかりやすく分かりやすく解説!】
骨粗鬆症


“健康で長寿”であるために重要な骨粗鬆症の治療、その最前線を探る
人間には、「破骨細胞」(骨を壊す細胞)と「骨芽細胞」(骨を新たに作る細胞)があり、新陳代謝を繰り返すことで、正常な骨を維持しています。その新陳代謝が上手くいかなくなることで起きるのが骨粗鬆症。骨粗鬆症と診断されると薬物療法が治療の中心となります。治療に使われる薬には、骨を破壊することを抑制する「骨吸収抑制剤」、骨を作る働きをする「骨形成促進剤」があります。

梅原先生は、特に「骨形成促進剤」に着目し治療をおこなっていると話します。
「長い間、骨吸収抑制剤が一般的な治療薬であった中、最近、骨形成促進剤“テリパラチド”が登場し、患者さんの症状に劇的な変化が生まれました。『投与することで、腰椎骨密度は13.4%増加、椎体骨折のリスクは84%も低下する』と、製造販売元の日本イーライリリーの調査にあるように、治療した患者さんの骨密度検査結果でも明確に良い効果が出ています。投与期間の2年間、毎日自己注射をしなければいけませんが、針が短いため痛みはなく、誰でも簡単に扱えるため、負担も少ないと考えられます。」

最後に梅原先生は、「“健康で長寿”な方をひとりでも多く増やし、人生を謳歌できるようになっていただくため、骨粗鬆症の治療は本当に大切なものです。」と話されていました。

【扱いやすさを重視!】
骨粗鬆症

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