2014-09-13 08:00

食・ヘルス(健康)

アスタキサンチンは微粒子化すると抗酸化力が高まる

ナノアスタキサンチン
(画像はプレスリリースより)

ナノアスタキサンチン
2014年9月9日、富士フイルムは、アスタキサンチンの乳化物の直径を小さくすると活性酸素を消去する能力が高まることを明らかにしました。

この効果は、写真フィルムで長年培ってきた解析技術を応用して一重項酸素が消失する時間を測定する技術を開発し、確認したもの。一重項酵素は活性酸素の一つで悪玉とされています。

富士フイルムではアスタキサンチン乳化物の直径が100nm(100nmは1万分の1ミリ)以下のものをナノアスタキサンチンと呼んでいます。

ナノアスタキサンチンは普通サイズのアスタキサンチンに比べて約9倍の早さで一重項酸素を消すことができます。このことからナノアスタキサンチンが強い抗酸化作用を示す可能性があることが分かりました。
ナノアスタキサンチン
(画像はプレスリリースより)

アスタキサンチン
アスタキサンチンは天然由来の抗酸化成分です。藻類やオキアミを原料としたアスタキサンチンが機能性食品の材料に用いられています。

トマトのリコピンやニンジンのベータカロチンが抗酸化作用をもつことが有名ですが、アスタキサンチンの抗酸化作用はリコピンやベータカロチンよりも高い抗酸化作用を示します。

アスタキサンチンは抗酸化作用以外に眼精疲労や筋肉疲労の回復作用のほか様々な作用の作用の報告があります。


【参考】
・富士フイルム プレスリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0908.html
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