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2024-08-05 17:00

食・ヘルス(健康)

「自分は大丈夫」という楽観視と熱中症への知識不足による“間違った熱中症対策”に警鐘

食品・ヘルス
年々暑くなる日本の夏。ご自身が熱中症になったり、身近な人が熱中症になったという人は多いだろう。

ところであなたは、正しく熱中症対策ができているだろうか。「できている」と思っていても、それが間違っているかもしれない。

というのも、カバヤ食品株式会社が行った「熱中症への対策意識・行動 に関する調査」によると、年々暑くなる気温に対しての認識が甘く、正しい対策を取れていない人が多いという現状が明らかになっているのだ。

発汗による一時的な塩分ロスを知っているのに、塩分補給をしない人の多さに警戒
調査では、「一時的に汗を大量にかいたあと、体内の水分だけでなく塩分も失われていることを知っているか」という質問に対し、約78%が「知っている」と回答した。

ところが「発汗時に食事以外にも塩分補給をする習慣がある」と回答した人は16%弱にとどまっている。

一次的な塩分ロスの危険性を知っているにもかかわらず、塩分補給の習慣がなく、「自分は大丈夫だろう」という正常性バイアスが熱中症の危険性を高めていることが分かる。

屋外と屋内において水分や塩分補給の意識差が生まれるかについても調査を行っている。
「仕事や部活動など屋内と屋外、どちらで身体を動かすことが多いか」と質問をした上で、「屋内」と回答した704人、「屋外」と回答した296人それぞれに、汗をかいたときの水分や塩分摂取について尋ねた。

食品・ヘルス
屋内の人たちは「水分は摂れている(=塩分は摂れていない)」の割合が多く、約67%が水だけを補給している状況。屋外の人たちと比較してみても、屋外で「塩分は摂れている」と回答した人が約10%いたのに対し、屋内では約4%。

また「水分も塩分も摂れている」という回答も、屋外が約28%、屋内が約23%と、いずれも下回る結果になっており、屋内で身体を動かすことの多い人たちの方が、塩分摂取意識が低下することが分かった。

発汗するほど身体を動かした際には、屋外よりも屋内の方が潜在的なリスクが高いと言えそうだ。

熱中症警戒アラート下で守るべき、運動のガイドライン
食品・ヘルス
暑さ指数(WBGT)は、熱中症を予防することを目的として制定された指標で、労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されている。

この暑さ指数が33に達するときに、注意喚起のため発表されるのが熱中症警戒アラートだ。
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ところが、この『熱中症警戒アラート表中の熱中症予防運動指針を知っていましたか?』という質問に対して、「知らなかった」と回答した人は約56%と半数以上だった。

500ミリリットルの水に塩1つまみ
食品・ヘルス
帝京大学医学部教授の三宅泰史先生は「体内に正常な水分を蓄えておくためには塩分が不可欠」と語る。体内の水分量を適切に保つためには、水分と共に適切な塩分補給が欠かせないのだそうだ。

「急に大量の汗をかき、体内の水分と塩分が枯渇している状態で水分だけを摂ると、最終的にはますます脱水症状が進行してしまう」(三宅先生)

三宅先生が薦めるのは、500ミリリットル程度の汗をかいたり食事を抜いたら、500ミリリットルのペットボトルの水に塩を一つまみ(0.5~1グラム前後)を一緒に摂る方法。

食事での摂取が基本だが、手軽に補給できるように塩分を携帯することもポイントだそうだ。

塩入りの飴や塩分が入ったタブレットなどをバッグのポケットやポーチにいつも数個入れておき、気づいたタイミングや時間を決めて舐めるようにすると良さそうだ。

(出典元の情報/画像より一部抜粋)
(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)

出典:プレスリリース
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