2011-09-10 12:30
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ジョン・ガリアーノ、問題となっていた差別発言で有罪判決

今年3月の問題発言に判決
8日、差別的な発言を行ったとして問題となっていた英国のファッションデザイナー、ジョン・ガリアーノ(50)に対し、ついに有罪の判決が下ることとなった。奇才、異端児として知られる天才デザイナーへの有罪判決に、あらためて衝撃が広がっている。騒動の発端は、今年の3月、パリのカフェ店内で、ガリアーノがユダヤ人を侮辱する差別的発言を行い、警察に一時拘束されることとなったもの。この際、彼はかなり酔っていたといわれるが、それ以前にも彼が人種差別的な発言を行っている動画などが流出するといった事態にもなり、最終的にクリスチャン・ディオールのクリエイティブ・ディレクターを解雇されるにいたっていた。
猶予付きの有罪判決
パリの裁判所が下した判決は、ガリアーノに対し、6000ユーロ(約65万円)の罰金と原告に対して1ユーロを支払うように命じたものだった。ただしこの6000ユーロの罰金は、今後5年間フランス国内でいかなる罪も犯さなかった場合は、支払わなくて済む執行猶予付きのものだそうだ。このほかに、今回の裁判費用はガリアーノが負担するということだが、稀有な才能がこうしたことで失われてしまうのは、ファッション界、美容界として、アート界として、非常に大きな損失だ。問題となった部分に関しては十分に反省し、さらなるその才能あふれる美の発信を願うばかりである。
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John Galliano
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