2014-09-24 08:15

食・ヘルス(健康)

スポーツ選手をサポートする味の素がアミノ酸混合物の効果を確認

ロイシン高配合必須アミノ酸混合物
(画像はイメージです)

ロイシン高配合必須アミノ酸混合物
2014年9月17日、味の素は、アミノ酸素材「ロイシン高配合必須アミノ酸混合物」(以下LEAA)の筋肉に対する効果を第69回日本体力医学会(9月19日 長崎)で発表することを明らかにしました。

LEAAは味の素が独自配合したアミノ酸素材です。9種類の必須アミノ酸を配合した素材ですが、筋タンパク質中の必須アミノ酸の35%を占める分岐鎖アミノ酸の一種であるロイシンの配合率を高めています。

アスリートの筋肉損傷や筋肉痛を抑制し、筋肉疲労が早期に回復することを目的に味の素が開発したものです。現在、トップアスリートを含む幅広いスポーツ実施者層がLEAAを活用しています。

研究内容
LEAAの摂取による筋力回復促進効果と筋肉の損傷に対する効果を、運動により筋肉が損傷し、筋力が低下する動物モデルを作製し実施。ラットの足のすねにある筋肉に運動を負荷し、運動を負荷する2日前から実験終了までLEAAまたは水を毎日経口摂取して、筋肉を解析しました。

研究結果
筋力は運動直後にLEAA群、水群ともに低下しましたが、LEAA群は5日後にはほぼ運動なし群と同じぐらいに回復。水群は11日目まで筋力の低下が持続しました。

筋肉細胞が炎症等を起こすと血中CPK濃度が上昇します。水群では有意に上昇したのにかかわらず、LEAA群では運動なし群では有意な上昇はありませんでした。

運動3日後の筋肉組織を観察したところ、水群では筋肉細胞が壊れて、炎症細胞が確認できたのに対して、LEAA群ではその減少は軽微でした。

以上の結果は、LEAAが運動時の筋力低下や筋肉疲労が早期回復するのは、運動による筋肉細胞の破壊と炎症細胞の発現を抑えていることを示唆しているとしています。

【参考】
・味の素 プレスリリース
http://www.ajinomoto.com/jp/presscenter/press/detail/
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